亜鉛を意識して食べる時代になった^_^;
おはようございます^o^
聴覚評論家の なかがわ です。
きょうは、 「亜鉛の摂取」 について。
それでは スタート(-_^)
亜鉛は体の活力源
亜鉛はカラダや細胞の毛をつくるのに大切な元素です。
不足すると以下のような症状や徴候が現れてきます。
こうして並べてみると亜鉛は本当に大切な栄養素ですね。
亜鉛は何に含まれる
最近、診療してて気になるのは耳の不調で相談に来られる人に亜鉛不足の人が目立つことです。
亜鉛は基本食品から摂ることになるのでまずは食生活の確認が必要になります。
食品としては、
実に多くのものに含まれています。
その中でも牡蠣はダントツにその含有量が高いと言われています。そのほかにもレバーや豚肉も比較的多く含まれますがそれら以外の食品はその含有量はそれほど多くありません。
牡蠣なら年間で40個も食べれば、あとはその他の食材からの摂取で大丈夫です。
いずれにしてもこれだけ多くの食材に含まれているならなんの工夫をしなくても普通に必要摂取量は確保できそうですが実際はそうは問屋がおろさないようなのです。
なぜ亜鉛不足が起こるのか?
ダイエットで食物繊維を積極的に摂っているヒトも要注意です。
それ以外にも、
- ストレスが多い
- アルコールの飲み過ぎ。
- 激しい運動や労働
などで亜鉛不足が生じやすいと言われてます。
健康へ配慮が裏目にでることも
ここ最近の耳の不調を訴える人で亜鉛不足が見つかる方には共通点があります。
- 健康管理に人一倍気を使っている。
- メタボを気にしてサプリなどで対策している、あるいはメタボとは無縁な体型。
- 中流以上、身なりも上品な女性。
- 食材へのこだわりがある。
- 食の安全にひときわ敏感。
などです。気をつけているのに不足してしまう原因として次のようなことがあるのではないかと私は疑っています。
- 震災後の魚介類の摂取の減少。放射能汚染を過度に恐れて貝を食べないとか魚の内臓を避けて食べるようになった。
- 震災後の慢性的なストレス。
- メタボ指導が行き届いた結果食物繊維の摂取量が増えてきている。
- 加齢に伴う腸管吸収力の衰え
- 震災後、地ものでなくハウスものを選ぶようになっている。
国民の健康への意識の高まりは大変好ましいことですが、過剰な反応は必要な栄養の不足につながります。健康への配慮は常に全体のバランスを考えて、ベストではなくベターな選択をすべきです。専門的知識のない人がベストを求めて自己判断で忌避行動だけを取るのは本当に百害あって一利なしな結果しか生まないからです。
それでも心配な人へ
手っ取り早い亜鉛の摂取はやはりサプリメントに頼ることでしょう。亜鉛の不足は亜鉛欠乏症という病ですが、亜鉛不足症をなおすための処方薬はありません。お医者さんはただ亜鉛を食べなさいと説明するだけです。だからこそ自身で守らなければならないのです。
参考データ:
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/zinc.html