20年ぶり、令和に入りR社と付き合い始めることに・・・。
6月から出入り業者さんの新規追加があり、基本方針をお伝えした。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
1. 比較選択法としないこと。
2.規定選択法で補聴効果の高いもの処方を選んでいく(クライアントの印象に右往左往しない)
3.原則両耳装用。
4.CIC/IICを基本とする。
5.4でダメなら耳かけ。基本はイヤモールド。
注;うるささに注目してゲインをあげたり下げたり圧縮かけたりをその都度行うのは比較選択法と同じになってしまう。最低限NALNL1とNL2とDSLv5の違いを理解してどの処方式でいちばん補聴効果ができるかを予想し、そうした結果を確認出来ないときには処方式を変えていくという考え方で取り組む必要がある。
注:一貫性のないその場しのぎに圧縮や拡張やレスポンスの調整をしてしまうと60dB入力ではよくても90dBで想定外のふるまいをすることもあるし、PC画面上でのレスポンスの調整は隣接するch間での不連続性(ノッチ)を生み出す原因となる。
6.オープン耳かけ型希望者は店舗扱いとする。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
7.購入後は店舗フォローとする。
8.耳かけでの視聴は行わない。
*70デシベル以上は上記の適応外。
*成人に限る。
*MMSE24点以上
理由として、米国では2019年10月からOTC補聴器が始まる。日本も早晩その流れに巻き込まれるだろう。これから参入する人は、そのマーケット変化に耐えられるような考え方で臨んでほしいからこうした方針をとると伝えた。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
注 FDAの認証が得られ米国ではOTC補聴器が2019年10月に解禁となる。OTCとはオーバーザカウンターの略で、お薬だと、アレグラとかアレジオンとか医師の処方せんが必要だったお薬が薬局でも買えるようになったあの仕組みのことだ。日本でもその準備は進んでいて、薬学部ではもうフィジカルプラクティスがはじまる。2〜3年遅れで、日本でもはじまることだろう。OTCの対象は、BTE(耳かけ型)の既製みみせんのもの。処方せんを必要とするのは、耳穴型とか高度難聴でイヤモールド(自分の耳のかたちに形成した耳せん)を必要とするもの。従来は耳の中に粘土のようなものを入れて鋳型をとっていたけど今ではレーザースキャンできる様になっている。もちろん粘土鋳型の方が奥深くまで正確に鋳型をとれるし、日本人のように第2カーブの曲がりが強い人種(ひらたい顔族)はレーザースキャンできる事例は限られるようにも思う。
注:めがねとコンタクトの関係性のように、耳穴が耳鼻科でする話しで、耳かけは店舗でと言う話しにいっきに流れは変わっていく気配にある。
耳かけ型とCIC/IICなどの耳穴は本質的に異なるので、耳かけと耳穴の比較選択法は絶対に行わないこと。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
注;コンタクトかめがねかという比較がないのと同じ。
インプレッションの良し悪しがすべてを決めるので、当面、採取はすべて医師が行う。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
REM用の細い径の穴をかならず確保すること。ダブルの溝ベントとして片方をインスタモールドなどでパテ埋めでも可。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
点検は基本店舗で行う。HA外来は基本補聴効果の評価を行う。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
先端が浅いとオクルージョン生じるので長く作ること。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
規定選択の原則。メーカー推奨のブラックボックス化した処方式は使わないこと。初回の処方はNL2。音場下45デシベル相当でのSTによる単語聴取(スピーチテイク、リップリーディングあり)で70%以下の時はエクスパンションを強めていく。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
エクスパンション強めてもスピーチテイクが高まらない時は、DSL処方に切り替える。DSL採用時は必ずREARレスポンスを計測し、OSPL90時のピークが120超えないように圧縮かけていく。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
圧縮により子音の明瞭度下がるときは、DSLはあきらめて、NALに戻す。きこえの困りのパターン応じて、NL1/NL2の選択を行う。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
*快活、フレンドリーならNL2。いばってる、動けない(動かない)ならNL1。
HDSRやMNSEのスコアが悪いときは、最初からDSLでスタート。Auditory Deprivationある場合もDSLから始める。明瞭度の改善をみたらそのつど推奨値から徐々にゲイン下げていく。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
PTAの信頼性が高いときはNALNL2、少しでも信頼性がゆらぐときはDSLとする。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
信頼のゆらぎは、年齢、学歴、認知機能、運動機能、緊張・不安などさまざまな要因で生じるので、クライアントのステイタス評価は毎回行う必要がある。
規定選択法の基本理念として、処方式から選ぶというそのもの思想は、クライアントの聴覚印象はあてにならないということがある。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
相模原のスピーチテイクトレーニングは人工内耳のハビリテーションに似て、新しい音の世界で、再学習していくというニュアンスがあり、フールプルーフをこのむ努力嫌いなぼくはどうも全面賛成できないでいる
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
もうずいぶん昔からマーケティングではABテストは流行ってない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
やってるのは情実マーケットな政治くらいか。仕様書なはずのマニフェストは当選と同時に賞味期限切れになることは皆知ってるから好き嫌いでしか選べない。
恋愛は、3日、3ヶ月、3年なんていう人もいたけど、試聴3ヶ月もさせてもらったらふつう申し訳なくなって買うでしょに。これじゃオレオレの情実サギ商法と変わらんよ。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
でもってアンケートで満足度みて喜んでても聞こえるわけじゃないし。もっと職人的にやれないかなあと。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
補聴は読んで字のごとく「耳と10個の目と心」を補うこと。聞くのを助けるだけじゃない。補聴効果見るときに視覚認知切り離して評価するのはなんともしっくりこない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
3日続いたら3ヶ月は大丈夫、3ヶ月続けば3年。紹介された相手とうまく続けるには、3日いい顔して3ヶ月目まで引っ張ることができたらあとは、、、みたいな。なんかなー。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
信頼する方から紹介されたその先で3ヶ月も無料でご接待受けて、そこでお断りする勇気があるほどに厚顔にはなれない。一方で、免許更新月にあわせて試聴を希望して免許取れたらやっぱり止めますという図々しいのも増えてきている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
マインドコントロールに必要な時間が3ヶ月なのかな。試聴期間ってなんかストックホルム症候群に仕向ける作法かも。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
昔の品のいい人のはなしことばには濁音なかったなあ。 https://t.co/RfhczrvjxV
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月2日
補聴器ハンドブック第1版も第2版にもしっかりと、「両耳装用が原則で片耳にするときは医師の診断を仰ぐこと」という主旨の文言があるの。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
出逢っていきなり「3ヶ月ガマンして付き合ってください」って囲い込むのはマインドコントロールの仕込みに近いかなと思うことがある。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
購入した後でも3から4ヶ月くらいはシェル再作成とかはふつうに対応しているわけで購入決定が3ヶ月後という運びだとIIC/CICに持って行きにくいと思う。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
小さければ小さいほどに生理的な軟骨伝導を活用できるわけで、耳かけとかフルシェルはやはり補聴器の王道には並べてないように思う。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
メガネ選びは見た目から入っていくけど、コンタクトレンズはブランドイメージとかメンテ(使い捨て)とか付加価値(カラコン)みたいな選び方になっている。補聴器の場合は、耳かけ型がメガネでIIC/CICがコンタクトなのかなとおもう。メガネで見えない目立たないなんて話しはしないけど・・・
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
耳かけ型補聴器の場合、なぜかあれほど目立つくせに目立たないとか隠すとかにやたらこだわっている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
アップルのAirPodsの耳からうどんもいまではもうそんなことを言う人もいないし、うどんがアップルのアイデンティティにまで高められている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
ぼくは個人的には2019年10月からは医師がBTEを取り扱うのは止めにした方がいいと考えている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
耳穴のブランド化戦略というマーケティングがこれからかなと考えると、P社のチタンとかSk社のオトレンズとかとてもわかりやすいメッセージかなと思う。他社はインパクトと言う視点からはまだまだ感あふれている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
30年前の、金無垢、トリマーはサファイヤかダイヤモンド選べますとやっていたキコエ時代がなつかしい。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
こうした装飾もひとつの機能だと思う。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
エルメスのアップルウオッチあるんだからブルガリの補聴器あってもいいとおもうよ。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年4月3日
注)もちろんこれは大人の場合に限るです。
(2019/04/05 追記)