認知症、うつ、難聴、それは高齢者が受け入れなければならない現実?‼︎
NHKは全国アンケート調査を行ったようだ。
認知症の実態をあきらかにしようとするこの試みのまとめは、これから少しずつ情報公開されていくらしい。
この数日、NHKは、キャンペーンのごとくに報道番組や特集番組の中にそれに関連した情報を小出しにしている。
昨日は、抗不安薬や睡眠薬の副作用によるぼーっとした感じを認知症であると見立てを誤られたという話しが紹介され、今朝は今朝で、オハヨウ日本のニュース番組の中で、てんかんの症状を認知症と勘違いするケースがあることを紹介していた。誤診例の実態はまだまだ不明で今後の調査を待つべき課題であるというような話しだった。
報道では高齢者のてんかん症例が増加することとてんかんの初期症状に健忘があることを伝えていた。
確かに高齢になるほどにてんかんの割合は増えるようだ。
認知症の診断がルーズなのではなく、てんかんの専門医が少ないことや認知症の診断において脳波検査が必須になっていないことがそうしたミスジャッジの原因ではないかと思う。
ニュース9(8月5日)では睡眠薬の多剤投与で生じた日中の眠気、要は薬がききすぎていることが原因でボーッとしている認知症と誤って判断されるよと言う事例も紹介されていた。
- うつ病と難聴
難聴になるとコミュニケーションが不得手になる。その延長線上に、仮面顔貌がある。うつと思われた症例が実はただの難聴によるコミュニケーション障害であったなんて事態はここのところよく経験する。
- うつと難聴と耳鳴
難聴による大脳聴覚皮質への刺激の不足は、耳鳴の原因である。
うつ病による脳の活動性のバランス不良も同じように耳鳴を引き起こす。
さらには痛みやしびれが慢性化するとヒトによってはしびれや痛みが治まる頃に耳鳴が生じる。体性感覚は耳鳴に置き換わることがあるらしい。
- 耳鳴とてんかん
耳鳴の治療にはてんかんの治療法や認知症の予防薬などが応用できるとする研究が現在盛んだ。耳鳴、難聴、うつ、認知症はどうやらお互いに関連性を持っているようだ。
以上。