こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

回文

徳島在住の叔父は、ビックリハウスに感化されてちんぷんかんぷん回文集という本を都合3冊出している。

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続々 珍文・感文回文集

続々 珍文・感文回文集

  • 作者:豊田 義正
  • 発売日: 1995/01/21
  • メディア: 単行本
 
続珍文・感文回文集

続珍文・感文回文集

 

今は入手困難本になってしまったが、

叔父はボケ予防と60歳過ぎてから次々と本を出されたことには感心した。実家の本棚にあると思い込んでいたら何かの拍子に処分されたらしくちょっとへこんでいる。

(なんとか1冊は見つかった☺️)

叔父はシャズピアノ演奏が趣味で、ウイスキー片手によく演奏していた。

突然、叔父のことを思い出したのは、チックコリアの訃報を耳にしたからかもしれない。

ぼくがシャズに傾倒し始めたきっかけをくれたのはまぎれもなく叔父だった。

 

ぼくが遊びに行くときはひとしきり演奏すると「ほな、行きますか」と市内の商店街の奥にあったストリップ小屋に連れて行かれた。

そしてそのあとはシャズ喫茶コレクターへと連れられ、あとはなぜだかマラソンの話とかで盛り上がっていた。

コレクターが店を移転し2階のこじんまりしたところとなりそのうちなんとなくぼくの記憶と徳島のお気に入りからはフェードアウトしていった。

‪・・・‬

ここ数年は、叔父も寄る年には勝てず体調のこともあって家でおとなしく過ごされている。なので、1、2年に一度な徳島訪問のときは、大櫛くん(若院長)の元気な顔を見ることにしている。歯科大勤務時代におおいに語り合った彼は腕もいいし男っぷりも最高だ。彼の顔をさらって拝んだら、その足で、眉山上がって、すぐに降りて、ふもとでやきもち食って、阿波踊り会館で土産を仕込む。

レンタカーで大歩危小歩危のしょんべんこぞう右に眺めながら実家の宇和島に向かうのがいつものコースなのだ。

PS

思い出したように本棚の奥を漁ってみたら、初版本が出てきた。

ビックリハウスのめくりめーく回文に投稿してそれが掲載されたことがきっかけで回文を認めるようになったとは聞いている。

当時ぼくもビックリハウスとマッドアマノに毒されていた時期で、頭の硬い父親に無理やり医大に押し込まれてむしゃくしゃした時期だったから頭の柔らかい叔父と過ごす時間はほんとぼくにとってはいこいな時間だった。