こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

改訂版『花粉対策』鼻うがい、あれこれ。

みなさん!花粉対策してますか?

今回は、鼻ネタでお送りします(^。^)

鼻うがいグッズシェア別でご紹介します。

まずは市場一位から、

さすが、Kobayashi。医薬部外品のマツシタさんです。コストとネーミングでシェア獲得をしかけてきてます。

ハナノア 痛くない鼻うがい (鼻洗浄器具+専用洗浄液300ml)

ハナノア 痛くない鼻うがい (鼻洗浄器具+専用洗浄液300ml)

 

 

ぼく個人は、サイナスリンス派。もっぱらこれを使っています。水道水をそのままボトルにまでそそぎ電子レンジで30秒加熱。その後に、専用の塩をいれ、さらに、アズノールうがい液を2ダッシュ入れる。

洗浄水についてはハナノアのボトルを使うのも良いですがコスト的なこと流量たっぷりと洗うにはやっぱりこちらかなところ。

水道水は、残留塩素のことがきになるので煮沸した水でとなるのですが沸かしたお湯をぬるま湯にするには手間がかかるから電子レンジでチンがおススメ。沸騰しなくてもこれなら塩素もトリハロメタンもレンジパワーで吹き飛んでしまうからです。

サイナスリンスキット 60包 SRK-60

サイナスリンスキット 60包 SRK-60

 

 

はじまりはここ、今はもう改善されていますが、2015から2016にかけてシリンジをプッシュするときのラバーがすぐに硬化してしまうというロット上のトラブルがあり、『耐久性に難あり』となり。その間にサイナスリンスに市場を奪われてしまうというマーケティング的失態がありました。今は改善されていますが、ハナノアの参入もありビジネス的には厳しい立場にあるのかなと。

サリン  ⭐️⭐️⭐️

Nasaline(ナサリン)専用 精製塩 50包入

Nasaline(ナサリン)専用 精製塩 50包入

 
ナサリン 鼻腔洗浄器 ジュニア(子供用)

ナサリン 鼻腔洗浄器 ジュニア(子供用)

 

 

鼻うがいの歴史は古くインド アユールベーダにまでさかのぼる。ヨガの修行のひとつでした。

ネティはやはりコツが必要でぼくはあまりお勧めしません。

ネティポット ⭐️

ネティウォッシュ セラミック・ネティポット Neti Wash Ceramic Neti Pot

ネティウォッシュ セラミック・ネティポット Neti Wash Ceramic Neti Pot

 
ヨガ ネティポット 鼻洗浄専用ポット

ヨガ ネティポット 鼻洗浄専用ポット

 

まだ試したことない方、ぜひ鼻うがいはじめてみてください。。

おわり。

 

 

その他番外編

 

ハナクリーンS(ハンディタイプ鼻洗浄器)

ハナクリーンS(ハンディタイプ鼻洗浄器)

 
サーレS(ハナクリーンS用洗浄剤) 1.5g×50包(50回分)

サーレS(ハナクリーンS用洗浄剤) 1.5g×50包(50回分)

 

 

 

日光精器 電動鼻用洗浄器 ハナオート nicoja NK7020

日光精器 電動鼻用洗浄器 ハナオート nicoja NK7020

 
タイヨーエネマシリンジNEO(鼻洗浄)

タイヨーエネマシリンジNEO(鼻洗浄)

 

なんてのもありましたが今はもう廃れてる感じ。

 

気象病対策グッズ2019S/S

中耳への気圧の影響をブロックするにはしっかりと骨部外耳道まで密閉して鼓膜と耳小骨の動きを最小限にするする必要がある。気圧が下がるときはラレファションが過剰に大きくなるから。徐々に慣らすのがよいという方もいるけど症状は過渡期だけなので骨部パックで大丈夫。難点は耳栓効果で聞こえなくなること。

 

ついでやっておきたいのは静脈還流の改善。ストッキングとか医療用ハイソックスとか出てるけど、人に見られたときなんか格好悪い。

この手のキン肉マングッズの方がなんかビジュアル的にもポジティブでジジババくさくない。

最後のは腕用。

耳と下腿の対策でもダメなら腕も圧迫してみてくださいね。

 

あくまでもこれらは代替手段で、ほんとに辛いときはきちんとお薬のみましょう。

病院を受診する耳鳴患者はまた増える!?

NHKがradikoに参加、そしてAM放送廃止要請。ラジオよ、どこに向かってる? | ギズモード・ジャパン

インターネットラジオ隆盛期な今、AMラジオ波でのリスナーはどんどん減っているらしい。

そして4月からNHKラジオも正式にradikoに参入するらしい。

聴取環境の多様化は、リスナーにとって良いことと思っていたらどうもそうじゃないらしい。多様化ではなくて、ビルやマンションがあるととたんにノイズが入ってしまうAM波はもはや時代に即さないから止めるという話でもあるらしいのだ。

たしかにぼくの場合も、ラジオ番組は、スマホタブレットのアプリかGoogle speakerかAmazon Echoで聞いていることがほとんどだ。

しかし、臨床の現場では、もっとも廉価に実践できる耳鳴治療法の音源として、AMラジオの局間ノイズを使いましょうと指導することが少なくない。

適度にフラクタルな1/fゆらぎを持つAM波のノイズ音は耳鳴の癒し音としてもっとも廉価で手軽で効果がある音なのだ。

音響療法では、補聴器、ノイズジェネレーター、環境音CDなどの音源が使われる。もちろんそれらを使うとなると、補聴器なら17万〜50万、ノイズジェネレーターなら20万くらいはかかってしまう。環境音CDはどのCDを買えばいいかと問われることが多くネットで購入することが苦手な高齢者が耳鳴持ちの主流だったりするからなかなか扱いにくい。だからAMラジオの局間ノイズはプアマンズノイズジェネレーター音源としてとても最適なのだ。

AM波がなくなると手軽に行える音響療法の選択肢が一つ消えることとなる。さらに言うと、AM波でのラジオが消えるとその20年後には医学論文中のラジオを使った局間ノイズでの治療は効果ないと言う人も出てくるだろうなと。

 

 

 

 



耳の不調が、、、

 

「耳の不調」が脳までダメにする (講談社+α新書)

「耳の不調」が脳までダメにする (講談社+α新書)

 

 

読み直してみる。

いまだに新しい。

#hearWHO 聴検スマホアプリ本日解禁!!

本日付けで WHOのスマホ聴検アプリがリリースされました。

関係各所に拡散いただけると幸いです。
 

”Dear All

Greetings!

As the World Hearing Day approaches, we are pleased to announce the following:

  1. The hearWHO app is now available for free download on Apple store and Google playstore. The app offers an easy to use tool to check hearing, based on the validated digits-in-noise technology. We invite everyone to download, use, popularize and share the app in order to: i) encourage people to check their hearing, as a first step to seeking hearing care; and ii) raise awareness regarding hearing loss. Kindly use #hearWHO #worldhearingday #hearingcare on social media.

  2. World Hearing Day materials are available online in all UN languages. Please use and share as appropriate.

  3. Join the Wiki4WorldHearing Day2019 campaign to create and translate hearing related content on Wikipedia, as a means to raising awareness on hearing loss and hearing care.

  4. Please share the report of your event after the day along with photographs. Guidance on reporting format and photographs is provided in the WHD toolkit. The reporting format is also attached here for easy access.

Wish everyone a successful and exciting World Hearing Day 2019.

Best wishes and regards

 

Prevention of Deafness and Hearing Loss

World Health Organization, Geneva, Switzerland”

 
#makelisteningsafe 
#worldearcareday
 
 
2月27日付け「ドライヤー15分でもリスクに――WHOが難聴対策に乗り出すわけ」
Medicalnote News&Journal Webマガジンでも紹介されます。
 
なお小生は、日本ヒアリングインターナショナル2013年解散以降日本の難聴対策NGO団体がないために引き続き当時理事長をしていた立場からWHO難聴と聴覚障害の予防の会議には出席しております。2016年と2018年に開催されたアジア太平洋地区会議では(政府や学会とは異なる立場からの)日本の現状と取り組むべき課題について報告しました。このアプリはそうした会議の中から生まれたモノです。