補聴器ハンドブック
#hearWHO 聴検スマホアプリ本日解禁!!
本日付けで WHOのスマホ聴検アプリがリリースされました。
”Dear All
Greetings!
As the World Hearing Day approaches, we are pleased to announce the following:
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The hearWHO app is now available for free download on Apple store and Google playstore. The app offers an easy to use tool to check hearing, based on the validated digits-in-noise technology. We invite everyone to download, use, popularize and share the app in order to: i) encourage people to check their hearing, as a first step to seeking hearing care; and ii) raise awareness regarding hearing loss. Kindly use #hearWHO #worldhearingday #hearingcare on social media.
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World Hearing Day materials are available online in all UN languages. Please use and share as appropriate.
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Join the Wiki4WorldHearing Day2019 campaign to create and translate hearing related content on Wikipedia, as a means to raising awareness on hearing loss and hearing care.
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Please share the report of your event after the day along with photographs. Guidance on reporting format and photographs is provided in the WHD toolkit. The reporting format is also attached here for easy access.
Wish everyone a successful and exciting World Hearing Day 2019.
Best wishes and regards
Prevention of Deafness and Hearing Loss
World Health Organization, Geneva, Switzerland”
3月3日は耳の日です!
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
ベクター媒介性疾患の対策
NCDsの予防とコントロール
がんの予防と管理
たばこ規制
難聴および聴覚障害の予防
小児肥満の撲滅
化学物質の戦略的管理
の7項目。
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
ベクター媒介性疾患っていうのは、動物や虫から人にうつされる病気のこと。例えばデング熱。温暖化の進む日本はこれからこれらとの取り組みが課題になる。
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
NCDsとは、心疾患、ガン、糖尿病、慢性肺疾患などのこと。非感染性の病気の予防とコントロール は先進国の大いなる課題。
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
NCDsの中でもガンは特別扱い。
独立した1項目としてがんの予防と管理が取り上げられている。
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
たばこは、ガンや慢性呼吸器疾患のいちばんの原因だから規制するのが大切だ。教育と啓発によって喫煙者は激減している。30年後には大きな成果を実感できるだろう。
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
小児肥満は糖尿病のコントロールのためには避けて通れない課題だし、化学物質の戦略的管理も大事。
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
難聴や聴覚障害は予防可能という結論に至り、七番目の重点事項として2017年5月31日に難聴および聴覚障害の予防が加えられた。これは画期的なことであったのだけど日本はそのことによって翻弄されることになる。
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
7項目以外にも、ドラック対策とか認知症対策とかあるけどそれはまだ重点事項になってない。
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
重点事項に取り上げられるのは、17%を超えたものあるいは今後近々に対策なしだと17%になるという予測のあるものが指名されている。
#第70回WHO総会決議20170531
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
というのもマーケティング理論で話が進んでいるわけなんです。 pic.twitter.com/4B8eFsxxfk
#第70回WHO総会決議20170531#難聴と聴覚障害の予防
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
のためにさまざまな対策が打ち出された。
まず一番目に来たのは、耳と聴覚のケアをプライマリー・ヘルスケア・システムに組み入れる。という話。これ耳鼻科医には死活問題。難聴はもう耳鼻科医の仕事じゃなくなるの?って感じでみなオロオロ。
#第70回WHO総会決議20170531#難聴と聴覚障害の予防
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
いまどきのテーマらしく、二番目には、耳疾患および聴覚障害に関すビッグデータの収集。というテーマが掲げられた。難聴の疫学調査はこれからの旬ということになる。公衆衛生学大学院で博士取ったやつがこれからの花形かな?
#難聴と聴覚障害の予防
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
耳と聴覚のケアをプライマリー・ヘルスケア・システムというはやすく、しかし耳と聴覚ケアの分野の人材はいない。まだまだ耳鼻科医の仕事はあるぞということです 育成研修プログラムをつくったり資格制度作ったりとまだまだしばらくは忙しそう。
#第70回WHO総会決議20170531#難聴と聴覚障害の予防
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
難聴予防のいちばんは、風疹、麻疹、ムンプスの撲滅。高いワクチン接種率を確保することなしにそれは実現しない。だけど日本は先進国でゆういつワクチンで失政を続けている。陰謀論に負けて任意接種となっている。
#第70回WHO総会決議20170531#難聴と聴覚障害の予防
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
この15年間積極展開されるキャンペーンと施策は、娯楽上の騒音に曝されている人の聴覚障害を早期発見することと、娯楽施設、および個人用オーディオシステムの騒音規制すること。
スマホアプリによる自己診断と製造販売規制がまもなくはじまる。
#第70回WHO総会決議20170531#難聴と聴覚障害の予防
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
補聴器は高すぎると業界にも苦言を呈した。そして安価で費用対効果の高い 補聴器、人工内耳、補助器具 を市場に出せと圧力もかけた。その結果、OTC補聴器が始まることが決まった。たぶん2021年から。
#第70回WHO総会決議20170531#難聴と聴覚障害の予防
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
ガン治療にはいろんな選択肢が出てきた。だから不用意に白金製剤など耳毒性のある薬物は規制していく方向性も決まった。
#第70回WHO総会決議20170531#難聴と聴覚障害の予防
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
わざとなのかみながまだスルーしているけどもこの項目も見逃せない。そう、WHOは、手話、字幕などの代替コミュニケーション手段の推進もうたっている。聴覚障害者の過ごしやすい社会を作ることも大事だと。
手話言語条例は広がりをみせている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
第2言語は、英語ではなく手話であるべきだ。
『手話を学ぶことが認知症を遅らせる』と言うような研究が進むことが望まれる。 https://t.co/0tpWaBQLVv
#makelisteningsafe2019
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
セーフリスニングは2015年に始まったムーブメント。世界11億人の人がスマホ難聴のリスクに直面している。
#makelisteningsafe2019
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年2月20日
今年の目玉は、3月3日にリリースされるスマホアプリ。
古典的経路と非古典的経路
生理学で理解してきたのはON反応、そして今 オフ反応の研究が始まっている。そんなオフ反応を司っている非古典経路のことを学ぶならこの本です。
予告:6月いいちこホールにて市民公開講座やります!
第20回日本言語聴覚学会 「市民公開講座 1」
『健康「聴」寿 ~100歳までの「認」活メソッド~ 』
2017年の日本人の平均寿命は、女性は87.26歳、男性は81.09歳で過去最高を更新したことが2018年7月に厚労省から発表されました。3大死因として知られる ガン、心疾患、脳血管疾患の死亡率は低下し、医療水準も向上している現在、100歳長寿は夢物語ではないといえるのではないでしょうか。
しかし、あらたな問題も浮上してきています。ひとつめは脳の問題。そしてもうひとつは耳の問題です。
認知症の患者数は平成24年に高齢者の7人に1人(462万人)だったのが、平成37年には5人に1人(700万人超)になるというのです(厚労省新オレンジプラン2015)。やっかいなことは認知症治療はまだまだ研究段階で決定打となる治療法のないことです。さいわいなことは、2017年に認知症の原因があきらかにされたことです(LANCET2017)。認知症の原因は、難聴の放置(9%)、学習の不足(8%)、遺伝素因(7%)、喫煙(5%)、抑うつ状態(4%)、運動不足(3%)、社会的孤立(2%)、未治療の高血圧(2%)、肥満(1%)、コントロールされていない糖尿病(1%)であることがわかってきたのです。
もうひとつの課題は耳の健康も長寿にとってはとても大切なことです。加齢に伴い徐々に進行していく耳のこまり「難聴」も認知症同様に決め手となる治療方法がありませんが、耳対策をしっかりすることで予防したり進行を遅らせたりすることができる病態でもあります。難聴の原因は、騒音曝露、遺伝素因、中耳炎、薬剤の副作用、喫煙、肥満、運動不足、抑うつ状態、糖尿病などなど。その多くが認知症と同じ原因なのです。
さあ、この市民講座で、耳を守り、耳を育て、耳を鍛え、そして脳を守る今日から役立つ、耳養生と認活メソッド(認知症対策)についてをいっしょに学んでいきましょう!
くやしいかな完璧! 鼻うがいの決定版を堀田先生が出された。
ニールメッドさんから依頼があり鼻うがいの新書を手がけたのは手がけたのだけど、河〇書房〇社さんも、P〇P研究所さんも、講〇社さんもうんと言ってくれない。そんな2年間が過ぎた。
上咽頭炎の一般向けテキストを共著で上梓したい。そんなもんもんとした日々を送っていたわけだけど。
先日、杉田耳鼻咽喉科(JR京葉線稲毛海岸駅)に堀田先生からイラストに溢れたムックが届いた。
とてもよくできた本で、それゆえに、書籍版をまず1冊、そして、いまキンドル版もかうかなと思案している。とにかく患者説明用にとてもよくできたムックなのだ。
ぼくが、鼻うがいや上咽頭処置を手がけるようになったのは2010年12月頃からだ。まもなく堀田先生の本も出た。その時すでに、この新書には、杉田先生が紹介されていた。
よくわかる最新療法 病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる
- 作者: 堀田 修
- 出版社/メーカー: 角川マーケティング(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/16
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 21回
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この本でも紹介されている上咽頭処置を行っている耳鼻咽喉科医の1人が、JR稲毛海岸駅前でご開業されている杉田先生だ。ぼくは、この先生に、研修医の時に指導を受けた。いまでも月2回、実地医家の行う実践的医療を学ぶために、研鑽に伺っている。
8年前、すでに上咽頭炎で良好な成績を上げていらっしゃった。ぼくは、病院勤務医の立場のこともあって、通院処置で治していくと言うよりは手術的に解決しましょうという側にいるので、同じ「上咽頭」に対してであっても、EAT処置かコブレター手術かというくらい に対極の立ち居位置にいる。それだけに月2〜3回保存的治療の意義を目の当たりにできることは勉強になっている。
PS
実地医療として、EAT処置をしたり、上咽頭炎の診断を手がけたりしているが、基本、関心領域が耳にかたよっている。出版社の人も耳から手を広げないでくださいと言う。そんなこともあるからきっとぼくの本はずっとお蔵入りなんだろうなと思う。
最近のお気に入り。
ISOLATE® MiNi PRO Earplugs - Revolutionary Titanium Ear Protectors / Ear Plugs / Ear Protection
- 出版社/メーカー: FLARE AUDIO
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