最近、内田樹にハマっています(*^_^*)
こんにちわ 聴覚評論家のナカガワです。
今日は、最近のマイブームについて・・・
「 こんな日本で良かったね」を皮切りに、
ちょっとしたマイブームだ。
特定の著者を追っかけて歩猟したのは、
中学から思い起こすと、
吉川英治、
筒井康隆、
星新一、
多湖輝、
そして、
21世紀に入ってからの数年は鷲田清一さんのものを読みあさった。
そしてここにきてうちだたつるがマイブームなのです。
内田さんの書籍は正直ノーチェックで見向きもしていなかった。とい
うのも、Blogosというサイトで、政治や9条やらに意見する記事をチラ見しかしていなかったので、西邉満みたいなというか朝までテレビで口角唾飛ばす論客のようなイメージしか持ち合わせていなかったからだ。
自分の中ではかってに「よしりん」みたいなイメージが出来上がっていた。
ところが何かの雑誌の記事でそれが内田さんの記述とも知らず読んだときの著者略歴に目が止まり俄然ファンになったのです。
奥様が小鼓をされていて内田さんも合気道やら能楽をいそしむ趣味人。
自分が、鐵仙会共楽会の不肖の弟子であるとか、
シカゴ合気会から、合気会、そして白田先生あこがれて龍にうつり、
最後はストライプルにまで手を出したレベルの腰の据わっていない、
されど自称モノノフな自分が、なんかボクに似た趣味人だなと、
突然、印象が変わり興味を持ったからだ。
最初に手にしたのが「こんな日本でよかったね」というエッセイ。
キンドルのペーパーホワイトはでてすぐに飛びついたがほとんど使わずでタンスの肥やしになっていた。
それを引っ張り出して彼の本を読み始めた。
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次の翻訳の仕事も控えて入るものの、翻訳契約やらオリジナルの英文テキストのデータをもらうまでにはしばしの時間があることや、ついぞ3週ほど前に初の書き下ろしとなる「耳と脳 臨床聴覚コミュニケーション学試論」を医歯薬出版から俎上できることがきまり、ゆるい気分があったのも後押ししてくれました。
キンドルというのは麻薬のようなところがあって、読み終わると即座におすすめが出てくる。wifiにつながったキンドルは、読者の高揚した気分のところにぐさっと「これも読みませんか」と迫ってくる。その誘惑に負けてあっという間に次の本に手を出してしまった。
あれやこれやとこの3週ほどであっという間に5冊も読了。
さて読後感はと問われると、
10年前の自分なら納得できなかったかもしれない優柔不断なまとめ方なのですが、自分もオジンの仲間入りな年になったせいか、そうしたはっきり白黒つけないことろが、それはそれで、とにかく面白い。
自分が書いた「耳と脳」も治療学に触れずにひたすら難聴という問題をコミュニケーションに落とし込むという優柔不断で無責任なまとめ方だったのですが、ひとさまの文を見て、それもありだなと、自分自身に変に納得したりと・・・
しかし久しぶりに得るところのおおい優柔不断なエッセイでした。
みなさんも是非読んでみて下さい。
個別の読後書評はまた別な機会に・・・
ほな、さおなら〜