脳は差異をみつけるが好き⁉️
おはようございます^o^ 聴覚評論家の なかがわ です。
五分の1の法則
ヒトは、なにごとにつけ事象に対して差異をみつけることがすきです。
差異をみつけ選択するとき、達成感や満足感を得る。そんな性分の生き物です。
そうした選別・選択・差異をみつける行動において、もっともわくわく感が強いのが五択のときです。
二択や三択はプレッシャーであまり楽しめないし、10択だと選ぶまでもないでしょうあるいはどれも似たり寄ったりと選ぶという行動自体を面倒に感じたりします。
五択、五分の一などを好むのは、脳内での情報処理のリズムや取捨選択の仕組みによるところが大きいようです。
SMAP、SMAP、SMAP。
いまや押しも押されぬ大スターのSMAPですが、最初の6人組でのデビュー時は鳴かず飛ばずで苦労したようです。五人組となり、再出発。それまでのアイドルはけしてやらなかった三の線な仕事も引き受け、歌って、踊って、トークも笑いも取れる大人気スターへと成長しました。新しく後を追うさまざまなグループに後塵あびせつついまだ独走中。
五人組になったことで、○○さんがかっこいい、いやXXさんの方がといった選択をひとつのグループ内で行える環境となったことがその理由です。グループの人数が2から3名くらいだと他のグループも交えてどれが良いかを比較することが起こりうるのですが、5名だと、なんとなく比較検討に必要な代表的サンプルはすでにそこにそろっているという風になぜか自己完結して考える傾向があるのです。考えてもみてください何十人ものイケメンやかわいいギャルがいたとしたらその名前を覚えるだけでくたびれてしまうじゃないですか。
じゃAKB48の人気はどう説明するの?
ヒトは五択が好き!
少しだけ違うのが好き
1%は無視され、3%は注目され過ぎる❗️
20%未満、五分の一での選択が積極的である一方、ある比率以下になるとアウトオブ眼中になってしまいます。アメリカのモーターサイクルクラブ ヘルスエンジェルス、バイク好きな人なら誰もが知っているそのグループは自らを1%erと名乗りました。ヒトというものが1%以下を無視したり異質とみなす習性を知ってか知らずか 彼らは自身の異質性を悟っていたのですね。
1%erは、そうした異質性だけでなく権威の目安でもあります。ボスとなるには100名の弟子なり信者がいなければならないのです。好意的に周囲から自分だけ贔屓にしてもらうには、3〜5%の立ち位置にいる必要があります。
SMAPは永遠に輝く!
五人組が切磋琢磨し、お互いのセンスも歌唱力もダンス力もほどほどによい競争関係にある限りSMAPは永遠に輝けるんだと思います。
課題は、メンバーの体力。若さを武器にした演出をつづけるといずれは誰かが体力的に落ちこぼれてしまいます。そのときメンバーを変えたり、その人が離脱したりすると、現在の均衡は壊れてしまいます。絶妙な人選で生み出されているSMAP独自のワールドの輝きがくすんでしまわないように「次世代加齢モデル」でも活躍できるように最適化する戦略もそろそろ検討する時期かもしれませんね。
差異をみつける脳、差異を無視する脳
つづく^_^;