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こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

牛乳飲んでも骨を丈夫にできない?それどころか早死する!?

こんいちは 聴覚評論家のなかがわです。

きょうは、ミルクは健康に寄与しない?という海外の報告をば紹介します。

ミルクは健康に寄与しない?


Milk Bones Fractures: Milk May Not Be As Good As You Think

 

Time誌で、

ミルクは、骨粗鬆対策としての骨の強化に役に立たないばかりか、女性の早死にの原因のひとつである。

という研究成果が発表された。

「ミルクを飲んでもあなたの骨は丈夫にならないよ」というこの研究成果は、骨粗鬆をいわれたもののミルク嫌いやミルクアレルギーで飲めなかったヒトにしてみれば、飲めなくても飲まなくても大丈夫なんだと安心できる材料である。

このレポートの真意は? 

このレポートは示唆に富む情報であることは疑いない。

そもそも、

  • 糖質ととるとミルク本来の効果は期待できない。
  • カルシウムの吸収には、ビタミンDと太陽の光が必要。
  • 骨密度アップには、それなりの関節荷重なり骨へ応力をかける必要がある。

などなど、実は古くからいわれてきた事実である。

それを統計的に観察したらさまざまな条件によってその有効性が統計学的に希釈されてしまいこと骨粗鬆対策には効果が確認出来ないという結果が出たにすぎない。

運動後のミルクのもつ別な効果、筋肉をつけるために運動直後にプロティンをとる(ミルクを飲む)のが良いことは紛れもない事実であり、これに関して触れていないのは片手オチだろう。

牛乳嫌いは良いいいわけができた(*^_^*)

このレポートは、しかし、牛乳嫌いなヒトにとっては福音だろう。

他人から「健康にいいから飲みなさい」と無理強いされるのを断る理由になるからだ。

 

統計学は万能ではない

こうした研究レポートを読み込むときには幾つかの注意点が必要である。レトロスペクティブな観察研究なのか前向きの介入研究なのかである。

統計学を用いた臨床研究はいま前向き介入研究に軸足がうつってきている。

今回例示したレポートのような観察研究での「ミルクは意味がない」というメッセージはひとつの知見ではあるが核心ではない。

統計がすべてというムードがあるが、統計といえども猜疑心を持って眺めてみる必要があることは忘れてはならない。

 

ということで少し話しが難しくなったのでこのあたりで終いにします。

それでは、ごきげんよう〜〜 (*^_^*)