こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

60歳以上を見たら近ずくべからず!?

高齢者の犯罪が増えている

http://www.npa.go.jp/keidai/keidai.files/pdf/essay/20131220.pdf

やや古いデータであるが、平成に入り18年間、犯罪件数の増加とともに高齢者に占める割合が高まっていることがこの資料から見て取れる。65-69歳の連中の暴力沙汰や恐喝がとても顕著に増えている。

 

そうしたトレンドはどうやらずっと続いているようで、平成26年度データでもその傾向は変わらない様子だ。団塊団塊ジュニア、ゆとりと題した以下にリンク貼ったニューズウィーク日本版の記事からもそうした傾向に拍車がかかっていることがよくわかる(-。-;

 

www.newsweekjapan.jp

 

 

なぜにこれほどキレる老人が増えているのだろうか。

 新人類世代の自分は、団塊世代団塊ジュニア世代にはさまれて生きてきた。

そうした環境下で自分が感じとっている団塊世代のイメージは、一言で言うと、競争する世代。ハングリー精神にあふれ、勝ち負けしかない世代の人たちだとぼくは感じている。さらに言えば、少なくともぼくが時々出かける能楽堂歌舞伎座の場にはどこを見渡してもそうした世代の人があまりに少ない。

もうすでにほとんどの方がリタイアしているわけだけども、どうも歴史を感じさせるような空間にはとんと彼らの姿を見ることがない。ではどこにいるかというとマンションの自治会の世話係をし、マンションの自治会イベントでジャズフェスとかオクトーバーフェスもどきをどんどん企画してくれるような人たちの中にその世代の姿を見かけることが多い。つまりエネルギッシュでとにかくまだまだ遊びは現役な感じなのだ。ところが彼らはあまり息子や娘と仲良くしている気配がない。

団塊ジュニア世代はというと親とは離れて楽しくやっているのが多い。少なくとも医者仲間で見るとこの世代はほとんどの開業志向ではないかともえるほどに、割り切りがよい。自分うあ今年もよろしく80歳代の親と自宅でのんびりと正月を過ごしたが、そんな話を団塊世代の方から聞くことはない。

 

前回の記事に書いたように高齢者が子どもの声をうるさいというのは、

恐らくは孫子との接点が少ない世代が増えていることそこに馴染みや理解や親密が欠如していることが一番の理由であるように思うが、保育所設置反対の意見に発展するのは、ぃまそこにいる高齢者が犯罪統計の示すように凶暴化しているからかもしれない。

元気な老人のこの凶暴性は老化に伴う必然なのかそれともアンチエイジングサプリの副作用なのか。

犯罪増加率1.5倍に対してその倍近い増加率を示す高齢犯罪検挙率の増加は果たして団塊世代とは固有の特異現象なのか自分もその歳になると過激になるのか兎にも角にもこの社会現象から目が離せない(-。-;

 

おわり