買いものする脳
マーチン リングストロームの「買いものする脳」はボクノお気に入りの本のひとつ。
那須塩原と東京との間の移動には、本片手にボーズのクワイエットコンフォートイヤホンで聞き流すのがいつもの週始まりのときの作法だ。
- 作者: マーティン・リンストローム,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Buyology: Truth and Lies About Why We Buy
- 作者: Martin Lindstrom
- 出版社/メーカー: Crown Business
- 発売日: 2008/10/21
- メディア: Kindle版
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前頭前皮質の報酬系と呼ばれる部位が、思わずアマゾンでポッチとボタン押して買ってしまうのは刺激頻度に依存するから、DMやメールや広告やらでいかに記憶の獲得競争に勝つかがマーケティングの要と、日々マーケティングの専門家であるニューロテクニカの代表 細野さんとはその方法論を談義している。もちろん彼は新しいマーケティング手法の開発のために、そしてわたしは患者さんの不適切行動をいかに良い方に導くかの臨床方略を得るためです。
来月にもそうしたマーケティングリサーチが計画されていてそのためのアイディアをお互いブリーフィングしていた最中にWSJからタイムリーな話題が飛び込んできました。
お腹の空いてる時は靴屋に靴を買いに行くべきでない。考えていたのと全く違うのを買って後で後悔しますよ。という主旨の記事のことです。
自分を振り返ってみても、夕食に準備をしている家内に「卵がないから買ってきて」と言われ「たまごだけだからね。あと何も買ってこないで!」と言われてもいつもの毎度毎度のごとくに入り口からたまご売り場にたどり着くまでの間に買いものバスケットの中は何やら怪しげなジャンクフード菓子や惣菜のパックを衝動買いしてしまっています。
お腹空いた時は、食べもの屋には買いものに行かないというのは原則だとはわかってましたが、空腹がその他の購買行動にも影響するとは気もつきませんでした。
大事な出逢いは美味しいご飯やお酒とリンクしてなきゃダメだとは言いますが、相手に空腹で来てもらわないと自分をよく見せられないのかもしれませんね。
何より、ひょっとすると空腹で友だちに彼女(彼氏)とか紹介されてしまうと「あの面食いがなんで?」みたくトンデモナイ展開にはまってしまうのかな。
皆さんも過去のあの間違った衝動的意思決定が空腹と関係なかったか胸に手を当てて考えてみてください^_^;