こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

ヤクルト1000

物見高いぼくは、例によって、今回も、飛び付いてしまった。

子どもの頃はよく飲んだヤクルト。

大学生くらいのからだろうか、1日3本飲むと太ったしまうことに気づいてからは少し遠ざけていた。

それでもシロタ株は大腸がん予防のエビデンスのある唯一の乳酸菌ということもありずっと気になっていた。
サントリーさんが協会の会員とかだった時期もあり、通販系サプリメントな錠剤の乳酸菌やらビフィズス菌やらはいろいろ試してみたがどうも効果は感じられなかった。

*日本ブレインヘルス協会(昨年度解散)

 

どこかの記事を読んで愕然となったのは、乳酸菌は生きていても死んでいても、つまり、死骸数えても『乳酸菌が〇〇〇億個』とか臆面もなく表示してもそれは課題広告ではないという、乳酸菌業界のまやかしを知ったからだ。

確かに、死骸であっても乳酸菌がいれば、、他の菌は増えにくい。もともとお腹にいる乳酸菌がその死骸のおかげで元気になる。ということは事実なのだろうけど、そもそもお腹の中にふさわしい乳酸菌がいなければそんなことは期待できない。つまり生きた乳酸菌を取ることはとても大事なのだ。

考えるに

日本の古来からの食習慣は、植物由来の乳酸菌をたくさんとるライフスタイルとなっている。「すぐき」とか京の漬物には乳酸菌が豊富だ。あの酸っぱさは発酵による乳酸菌なのだ。ただし残念なことは最近の工業生産的な漬物には酸っぱくても乳酸菌はいない。酢で調整されているだけでそこに乳酸菌はいない。

いろんな食べ物が工業製品的に作られるようになり、自然に摂ることのできていた栄養を取りこぼしてしまう。ぼくらはそんな時代に生きている(ほんの10年前まで漬物に乳酸菌とかだれも知らなかったよね。)。

ぼくらは意識して乳酸菌を取らないと不足してしまう。便利なくせにとっても効率の悪い生活を強いられる時代を生きている。

 

仲のいい神経内科医は、「ぼくの研究ではエビデンス出せなかったけど乳酸菌はパーキンソン病にあきらかによい。そういう感触なんだよ。」と(コロナ禍の前に)飲み会でこっそり教えてくれた。

乳酸菌の不足がパーキンソン病が増えてる理由なのかもしれないなと思うと気が気でない。

だから、【いつかは乳酸菌生活】始めるぞとどの乳酸菌が良いのか?は、ぼくにとってはほんと悩みの種だった。

 

乳酸菌、ビフィズス菌ラクトフェリンの効能(期待)、

に良さそうだとかいうのがここ最近の話題でだけどどれもエビデンスは???だったし、実際自分で試してみてもあまり実感はできなかった。

 

半年前から森永の宅配『体を強くするヨーグルト』でラクトフェリンビフィズス菌を取り始めてみたが正直あまり体に変化は感じない。ただし、通販と違って宅配は確実に継続できるなあという継続性なるエビデンスは肌で感じていた。

 

ラクトフェリンビフィズス菌とってさほど変化しない毎日に、

「やっぱ乳酸菌じゃなきゃダメなのかー」

と思っていた矢先にこのヤクルト1000発売のニュースが飛び込んできた。

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セリーグで久しぶりな快進撃のヤクルトが出してきたヤクルト1000はシロタ株乳酸菌が1本に1000億個も入った代物だ。普通のヤクルトが60mlに対して100ml とやや量は多いがおよそ4本分のシロタがそこにある。

たぶんこれなら、昔ぼくが経験したヤクルト太りはそれほど気にかけなくてよいだろう。

新規申し込みが一時的に中止となるほどに人気のこのヤクルト1000は、

  • 睡眠の質の向上
  • ストレスの軽減

なる効果が謳われている。

昨今、マインドフルネスなど自律神経の調節とかが注目されている。この自律神経の安定には、心身のデフォルトモードが安定してる必要があり、座り心地が良いとか着心地がよいとかな体性感覚へのこだわりが自律神経とも拮抗するから大事だよなんてことが言われている。同じように深部感覚とか内臓感覚と呼ばれる普段は意識下にある感覚もそれが不安定だと自律神経系には悪さする。

腸の動きが良くなれば、眠りの質やストレスに対する耐性が高まるのは至極当然のことに思える。

まだまだ最初の7日間を過ぎただけだけど、すでにぼくの睡眠の質は体感的に改善している。この先どんな体の変化が生まれるか。続報を待たれたい。