聴覚フィルターのつぶやきのまとめ
「蝸牛は音のパワーと位相の両方を正確に分析して神経信号に変換し,各聴神経線維はある特定範囲の周波数成分だけを伝えるスペクトル分析器であるが,この周波数分析機構を説明するために考えられた仮想の帯域通過フィルタ。」 https://t.co/BU0FtlkfPg
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
「即ち,聴神経全体を見ると,それぞれが少しずつ異なった周波数を通過させる帯域フィルタの集まりと見なせる。」
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
こういう仮定のもとに、
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
「①ヒトでは20数個の帯域フィルタで構成される。②入力音の周波数や音圧に応じてバンド幅が変化する。③低周波数側と高周波数側で傾斜が異なる(非対称)。④感音難聴者では,帯域幅が広がる。」の4つの仮説のもとにいろいろなことが言われている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
Fletcherは、「ヒトの内耳の蝸牛基底膜では、音声の周波数スペクトル解析を行っており、基底膜の信号変換は工学的に再現できる。その尺度としてERB尺度がある。」と聴覚フィルターなる仮説をぶち上げた。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
「ERB尺度では、35mm長の蝸牛基底膜上に、0.9mm幅で非線形な帯域フィルターが存在している。」とされている。https://t.co/09KvIkRbEh
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
①ヒトでは20数個の帯域フィルタで構成される。→35mm÷0.9mm≒約40個。十数個はなにしてる?
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
②入力音の周波数や音圧に応じてバンド幅が変化する。→リンパ液の生み出す進行波しか見てない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
③低周波数側と高周波数側で傾斜が異なる(非対称)。→これも同じ。リンパ液の生み出す進行波しか見てない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
④感音難聴者では,帯域幅が広がる。→ここは正しいけど、①、②、③があやしいので、たまたま帰結が正しそうなだけかもしれない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
聴覚フィルター仮説の根本的な問題は、ボトムアップ的な回路を組み込んでないことにある。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
Mooreの言うAPD末梢説は、カクテルパーティ効果さえも末梢性として説明することを可能としている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2019年9月15日
聴覚に関する脳科学は再定義される必要があるのだろう。