こまめな水分補給のこと
高地での水分補給
7年ほど前にチベット・ラサに医療調査に出かけたときのことです。とにかく水を飲めといわれました。その量、1日4Lが目標です。なぜそんなに飲まなければならないかというと、それは大地が極端に乾燥しているからなのです。呼吸で水分が奪われていくのを避けるためには体重60kgくらいの人でそれくらいの水分補給が必要だというのです。
水分補給を怠ると脱水になる訳ですが、その進行するスピードはわれわれの想像するようなものではありません。あっという間のようです。
脱水と多血症が重なると血管内での凝集が進み血栓をつくってしまい、突然死のリスクに直面してしまうかもしれないのです。一方で水分を摂りすぎてしまうと血液は薄まり高山病に対する抵抗力を損なうことになります。
平地にいれば大丈夫と思われがちですが、日本における熱中症の多くなるのは、冬場だったり、GWの時期だったりしているので要注意。
湿度の高い日本だからこそ、湿度が下がる時期には用心と対策が必要なのです。
普段の生活で生じる脱水
夏場の脱水の典型は、「汗をしっかりかいて日に当たって疲れた状態で、冷たいビールを飲む」ことです。
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アルコールは利尿効果はあっても水分補給にはなりません。
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冷たい飲み物をいっきに飲んで体を冷やすと自律神経のバランスも崩れます。
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ヒトはのどごしでうるおいを感じてしまうとからだが脱水でもそのことに気がつけません。
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夏場にビールで悪酔いするのは、単に酒に酔っただけでなく脱水症をそこに併発している可能性が大です。
冬場の脱水の典型は、「こたつで紅白」をながながとみることです。
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冬場はどうしても空気は乾燥しています。それこそチベットの高地と同じくらいの日だってあります。
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こたつの中に長くいるとどうしても徐々に不感蒸泄(しらずしらずに皮膚から水分が奪われる)が進みます。
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足だけは温まっていて、下肢の血管は拡張気味な状態にあります。
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最後まで紅白をみたいなと眠気覚ましに緑茶やコーヒーを飲んでしまいますから、利尿がすすみ脱水の傾向が高まります。ついついビールに手を出してしまうヒトもいるでしょう。これだって水分補給のタイミングを鈍らせてしまいます。
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冬場の脱水は、たとえばこたつから立ち上がるとき、脱水で体循環量が不足して起立性低血圧や軽いめまいとして自覚されることも少なくありません。
どれくらい飲めばいいのか
こまめな水分補給することのメリット
- 脱水予防・・・トイレが近いのはしかり飲めている証拠トイレが近くなるから飲まないというのいはNGです!
- 口臭予防・・・唾液が濃縮すると、口内の食べかすが発酵したり、虫歯菌が増えたり、舌の表面で雑菌が増えたりと口臭のもとが大暴れしてきます。こまめな水分補給はそうした口臭トラブルの原因を押さえる効果も期待できます。もちろん毎食後の歯磨きは忘れずに!!
- 見た目の若々しさ・・・しおれ多花に水を差したならあっという間にしゃきっとします。ヒトの皮膚も同じです。脱水傾向になると小じわが目立ちます。脱水傾向にあるかどうかはおしっこの色といきおいで判断しましょう。濃い黄色のおしっこは脱水の可能性があります。普段ない排尿痛の原因が脱水傾向のためということもあります。
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GW、冬場、夏の盛りについで脱水が多いのがこの時期(10月)です。
台風一過で清々しい天気だけに脱水対策も必要です。
それでは きょうもがんばろー (^^)/~~~