Multi-Country Workshop on Ear And Hearing Care in WHO Western Pacific Region
2018年12月11日と12日の2日間、北京の北京チベットホテルにて、Multi-Country Workshop on Ear And Hearing Care in WHO Western Pacific Regionが開催されました。
会議では、各国の難聴の発生状況の報告、難聴予防のアクションをどのように効果的に行うかについての議論がおこなわれましたが、諸般の事情から、日本国を代表しての参加者(厚労省や国リハからの国費使っての参加者)はいらっしゃらないという異常事態。そんなこともあって、私は、現地のMO教授やWHO本部のShelly先生、あるいはHearing International(HI)の知古との交流の延長ということで、NGO活動を日本で展開している代表者のひとりという立場から招請参加者としてアテンドしてきました。
WHOのmake listening safe のポスターはいかにもプロのデザイナーに頼んだ感のある洗練されたデザイン。伝えたい内容もビジュアルにわかりやすい。だけど会議では、中国や韓国からこれじゃ若者振り返らないよという意見が。ほとんど政府の代表者として参加しているので、予算がないとか、WHOにこうしてほしい、日本のJICAに頼めないかと言ったお遍路モードの話ばかり。
会議はラウンドテーブルで、代表者数名がレクチャ的なオーバービューをくれた後に、フリーディスカッションしたり、グループワークしたり。各国からの代表が交流しコラボする道を探しなさい的なものでした。
政府じゃなくて民間のコミュニケーションレベルで活動してるぼくは結局建設的な話はあまりできませんでした。ぼくは、国内では、慶応大学の川森先生や須山歯研の須山さんとつるんでの小さな小さな活動しかできていない。でもそのアクションは、須山さんの熱意によるところ大だけども、今回の会議でも日本はスゴイねというリアクションになった。
川森先生は正統派で、ITUを通じて専門家を啓発している。
ぼくは個人的関係をフルに使ってメディアを動かしている。
で、須山さんはセルフファンディングで孤軍奮闘。
彼のセンスの良さというか嗅覚はビンゴ。若者へのインパクトという意味で世界を驚かせてくれた。
日本語版はこちらから
難聴になる人のいないそんな社会を目指してぼくら3人はそれぞれにコラボしながら孤軍奮闘中。
このムーブメントを育て、多くの賛同者を集めるためにNPO法人化する方向で計画中です。
WHOのワークショップでは多方面から留学生の受け入れを希望する相談を受けました😌