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こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

フェイクニュース問題を考える。

メール問題とロシアのハッキング

Clintonのメール問題に端を発した誹謗中傷に満ちあふれた大統領選挙は、得票数でClinton、選挙人数でトランプというミスマッチのなか、トランプの勝利という展開となった(そういえば2016年の紅白歌合戦も同じように総得票でダントツの白が選挙人によってひるがえされました)。

2009年チェンジを訴え、8年間、ひたすら変化を起こしてきたオバマの政策に最初は「期待したけど結局はねぇ」とNoを言う人が少なからずいたことがトランプの勝利につながったことは疑いようもない。

もちろんABテスト的な2択となってしまうアメリカの大統領選挙が、システム1ポリティクスに陥ってしまった感はいなめない。ここで注意すべきと言うかおもしろいことは、システム1ポリティクス つまりリザード脳で判断する仕組みでものごとが決まったとたんに理性的なはずのマスメディアまでもがヒステリックになってきているという事実である。

 

トランプは初の演説で、CNNの記者の質問をさえぎった。彼は、かれらの報道姿勢に疑問を呈し、そうした正しく伝える力のない報道機関の質問には答える必要もないと対応した。

 

報道の信頼性がこれほど壊れた時代はない!?

Clintonが不適切にも私的メールと機密メールをごちゃ混ぜにしたことは大問題である。このことだけでも彼女にある種の資質が根本的に欠けていることは疑いようもない。だけどもそのことについてClinton寄りの人たちはたいした問題ではないと擁護する姿勢を崩さない。

だけども私的アカウントを使っていたと言う事実は、ハッカーにとっては美味しい材料である。簡単にハッキングできる可能性がいっそう高まるからである。

インターネットにある情報は、玉石混淆であるし、ホントもウソも同じくらい溢れている。だから、その情報を慎重にひろいあげ、正しく評価する必要がある。

単にインターネットリテラシーに造指が深いと言うだけでは不十分であって、情報そのものを的確にジャッジできるだけの専門家でしか、それに対するオピニオンは展開できないといっても過言ではないと思う。

日本でも大手企業が取り扱っていた健康情報サイトそのものがすべて取り下げられるという事態があったように、とにもかくにも情報をネット上に挙げ続けておくと言うことはとてもリスクがある。

ファクトかオピニオンか

報道は、本来、エビデンスをひろいあげ、その中にあるファクトを伝える作業である。しかし、そこにわかりやすさを与えるため しばしば報道には オピニオンがちりばめられることになる。

信頼するあるいは好印象のキャスターの発するオピニオンに対してはついつい判官贔屓になりがちだ。久米宏古舘伊知郎は報道のなかにたくみにオピニオンというふりかけをかける天才であったが、いずれも視聴者の反応に対する読み違えで立場を失い、番組から静かに退場している。

規制のゆるいインターネットめでぃあでは、オピニオンが満載である。書き手の独善的予見や期待に満ちあふれている(この記事だってそんなもののひとつに過ぎない)。

いずれにしても報道にオピニオンが入るとうさんくさくなる。

 

大本営発表はファクトか?

「ロシアのハッキングによってトランプに有利となった。」とする情報はしんぴょうせい性が高いとする見解を政府が公式文書で示したとCNNは得意げに報道した。

そこにエビデンスはない。その情報は「疑い」であってファクトではない。

フェイクニュースと大本営発表の間にある違いは自閉症スペクトラム障害におけるオレンジジュース理論「90%ウソはウソですか?では、50%ウソはうそですかホントですか?ではでは3%ウソはホントですか?」同様にどれも真実ではない。

 

トランプ大統領予定者の演説後の質疑王応答の場面で、もはや既存マスメディアは自壊していくしかないことを悟らされてしまった。

 

もはやファクトもオピニオンも外部には存在しない。確固たる自身がファクトでありオピニオンであるべき時代なのだと。

 

参考資料)

System1 politics

アメリカ大統領選サイバー攻撃、ロシアへの報復措置発表へ | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

クリティカルシンキングの基礎:「事実」と「意見」を区別する訓練|がんばらないバイリンガル育児