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こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

ステレオサウンド社訪問^^

こんにちわ 聴覚評論家 なかがわです。

今回は昨日訪問したステレオサウンド社と一足早い年越しそばの会のことを報告します。

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5月に上梓予定のムックに掲載予定の記事の絡みで昨日ステレオサウンド社を訪問しました。

まずは写真撮影ということで、六本木ヒルズ周囲の瀟洒な建物の周りでいくつかの写真を撮影。

その後、インタビューという流れであっという間に3時間ほどの時間が過ぎました。なんだか変な天候で、さーっと通り雨が降ったり、気温も19度近くまで上がりで、インタビューの間は撮影もあるため上着もげずで冷房をきかせっぱなしでした。

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撮影とインタビューご終わってヒルズを通りけるころにはあたりも暗くなり始め、クリスマスイルミネーション目当てのカップルや観光客がそぞろ集まり始めてくるタイミングでした。

その足で、神田まで移動、毎年恒例の蕎麦を喰らう会へと。

17時30分開始の予定でしたがひとが集まり始めたのは18時30分すぎ、皆さんなかなか多忙だなと。

20名弱の方々にお集まりいただきました。

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四年前から始めたこの会はもちろん僕が主催者で、一年お世話になった方々やこれから一緒に何か新しいこと始めようぜみたいなメンバーを厳選してできるだけ異業種の方を優先して開催しています。

サプライズ参加いただいた中石社長だったのですが、なんと参加者の何人もがお知り合いだったのにはびっくり‼️

来年はもっと工夫していろんなサプライズのある交流会にしなければとおもいをあらたにしたところです。

 

中石社長は、「装用しない補聴器」をうたい文句に軽度難聴から中等度難聴の方の聞こえを支援するオーディオシステムを販売されています。

いわゆるコーンスピーカではなく平板なフラットスピーカで、そのために音の直進性に優れ、話声域の周波数のことばの明瞭度が格段に優れるという特徴を持っています。類似するものとしてはサウンドファン社の未来スピーカとかエルシー電気のLCC-100とかフォナックのロジャーとかがあります。

みらいスピーカはユニバーサルサウンドデザイン社のコミューンと同じようにフラットパネルをダイヤフラグムに用いたスピーカです。ただしみらいスピーカは下敷きのような四角のパネルをベントさせたものを振動パねるとひして使ってます。エフ特でみると4000ヘルツ以上の音が極端に減衰されています。そしてそれ以下の帯域もフラットな特性になっています。

高域の難聴部分がdead region 不感領域になっていてかつ45デシベル前後の難聴の人の場合このスピーカなら内耳ひずみが生じにくいので聞きやすくなるようですか、指向性にとぼしく、ハコ(部屋の構造)次第では残響があまりに生じにくくかえって聞こえにくくなるというデメリットもあるようです。ひとりでラジオやテレビを楽しむのならもってこいのスピーカですが、たくさんの人のなかではその音の特性ゆえに不自然さを感じる健聴者も生じてしまうのでその活用法はかなり限定的なように思っています。

フォナックのロジャーはいわゆる線音源スピーカです。直径10センチ程度のツイータのようなスピーカを縦に数個ならべて

横方向の広角は広がりを持たせ、縦方向は相互干渉させることで直進性を持たせ、通常のスピーカでしばしば生じる天井に向かった成分がぶつかってふたたび上から反射し、いわゆる残響を引き起こすのを最小限にする技術が搭載されたスピーカです。学校の教室で教壇上の先生の声を生徒に聞かせることを目的に開発されています。教室という箱を前提に開発されているので限定的な活用になってしまいがちですがFM補聴器にも音を飛ばせるなどのメリットもあり、学校では強力なツールになっています。

エルシーのスピーカは上述したふたつとはかなりおもむきが異なります。ことばの明瞭度だけでなく音楽の自然さも担保しているからです。内耳ひずみを起こしにくい内耳が疲れにくいといえばよいでしょうか。外有毛細胞の抑制的な働きは標的音ではなくノイズに対して作用する働きですが、エルシーの澄んだ音だとそうした内耳で行われるノイズキャンセルの働きが不要となり長い時間音楽を楽しむことができるのではないかとぼくなりに解釈しています。コーンエッジの作り込みにエルシーの音の良さがあると考えています。

こうした一般的な多数の聴者を対象として支援するスピーカの対極として、まさしく補聴器の対抗馬として登場してきたのが、ユニバーサルサウンドデザイン社のコミューンです。円形のフラットパネルから話声域を考慮した音が超指向性に出力されるシステムです。装用しない補聴器というネーミングはまさにツボを押さえた説明だとおもいます。

外勤先のクリニックにコミューンseが試験導入されているのですがこの一ヶ月の使った感じでは、隣の診察ユニットに座した患者さんには影響しないその超指向によって診療はずいぶん楽になるように感じています。

世の中にはいろんなスピーカがあります。ステレオサウンド社のリスニングルームで拝見させていただいたようなオーディオに特化したものでも、クラシック向きとかジャス向きなんて個性があるように、生活支援のスピーカも、個人向け、少人数向け、大人数向けと色々あり、難聴のタイプによって使い分けが必要です。

一対一でのコミュニケーションの質を高めるという意味では、周囲にいたづらにうるさい音を撒き散らすことのないコミューンのサウンドデザインは、個人情報保護を担保してくれる点でも大変優れた設計にあると思います。

 

http://u-s-d.co.jp/

 

そういえば2日遅れで、いとこ煮を食べました。

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おわり。、