「死すべき定め」A.ガワンデ著
「死すべき定め」を読書中。
なかなか分厚くて進まない。
アシステッドリビングに関する記述の中によい言葉を見つけた。
「命の儚さがプライミングされたとき、日々の生活における目標と動機付けは完全に転換してしまう。」
「若ければ若いほど情動的に親しい人と過ごす時間を不要とみなし、新たな情報や人間関係につながる可能性がある人と過ごす時間を大切だと感じる。」
高齢者であってもまだまだあと20年あると思う老人は若者のようにふるまい、若者であってもエイズや癌に罹っているものは老人のように。
そして、911のあとのような状況にあっては老いも若きも同じように儚さの中の選択をするらしい。
モーターサイクリストの持つ「夕べに死すとも可なり」という心構えは、ことに若い彼らにおいて 類稀なる個性としての優しさ親密感を持たせているのかもしれない。
人は死ぬ。
前触れなく突然、そしてそこには何の意味も理由もない。
だからこそ今をその一瞬を大事にしなければならない。
ボクがいともやすくケンタウロスなる精神を手に入れることができたのは、母の早逝と関係していたのだろう。
つづく。、