河村教授との思い出
追悼文を書いたついでにいくつか記憶にのこった話しを書き留めておこう。
- いつも寡黙で、われわれが覚醒し、自ら動くのを待ってくださっていたこと。
- 新しい医療をはじめることには非常に慎重で他施設で学ぶこともやぶさかでない自由な気風をもたれていたこと。
- ぶっつけ本番をすることや冒険がきらいだった。
- 銀ちゃんから引き留められそうになったシカゴ行き。中に入って頂き背中を押してもらったこと。
- スペイン階段の上にあるホテルハスラーで朝食をご馳走頂いたこと。
- 傘寿の会の時、それこそ25年ぶりにお会いしたとき、すっと「なかがわ君」とぼくの名前を呼んでくれたこと。
- ご自宅に招待されえらく高価なワインをご馳走になったこと。
絵に描いたような教授だった。