こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

将棋で学ぶ社会学とは?

わたしの所属する大学ではリベラルアーツの一環として「将棋で学ぶ社会学」と言うとってもユニークな講義がある。
いつも希望する学生が多く足切りしなければならないほどの人気講座らしい。
地元の下野新聞でもそのことが話題になったくらいだ。

今日は年に一度の 鮎を食らう会 で学長はじめとするお歴々の末席にわたしも並ばせていただいた。その席に 将棋で学ぶ社会学 の担当教授もいらっしゃった。皆でつどい酒を酌み交わし、歓談しきり、その合間の自己紹介のタイミングで、将棋社会学?の教授から次のような言葉を聞いた。

将棋は勝者が勝ちを名乗るそんなたわけた勝負事じゃない。将棋の投了は、負けを自覚したときにその敗者が「参りました。」と言わない限り終わらないと言うはなしを聞いたからだ。

「敗者が自ら 参りましたといい、
勝者が、ありがとうございました。
と言わなければ勝負はつかない。」

そんな武士道な話を聞きながら
日本がポツダム宣言を受け入れたあのタイミング。
あのときの政治家や役人や軍人はちゃんと将棋をたしなんでいた連中だったのかそうでなかったのかが妙に気になり始めました。