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こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

emojiが世界を変える!?

graphics.wsj.com

WSJから面白い記事が出ていました。emojiが新しいデジタルコミュニケ-ションになりつつあるとその新しい作法に戸惑いながらWSJの記者が、新時代の夜明けを賛辞する?記事を書いているのかなと思いました。

 

ちょうど数日前には、親友でもある稀代のマーケター 細野晴義さんから「こんな記事があるよ(*^_^*)」とお知らせ頂いていたので、emojiのニュースは「なるほど!;腑に落ちた。;ビンゴ!」となったわけです。

wired.jp

WIREDの記事によれば、縦書きか横書きか、左から右かはたまたその逆かで脳の使われ方が違う。つまり思考が変わるのだというのです。

 

日本辺境論 (新潮新書)

日本辺境論 (新潮新書)

 

 

思想家・哲学者といわれている内田樹さんもその書籍の中で、日本人が日本語を読むときには漢字とひらがなを読んでいてそれは左脳でひらがなを処理し、右脳は絵柄としての漢字を処理している。他の民族や言語ではあり得ない脳の使われ方をしている。たから日本はそもそももが「偏狭」なのだ。という趣旨を記述されていました(私的には内田さんはわたしと同じ趣味である能楽合気道を楽しまれる、わたしと同じ というと大変失礼に当たりますが、好きにモノを書く大学人の仲間と一方的に焦がれているわけです。まだお会いしたこともありませんが、能と合気で脳を語るところは同じ「もののふ」のなかまかなと思ったりしているのです(^^;)

 

以前にもどこかで書いたようにおもいますが、右脳論・左脳論は血液型診断に近い限りなくニューサイエンスな見解であると言うのがゲンダイの脳科学の解釈です。

 

ずいぶん昔に、東京医科歯科大学の角田先生がお調べになって、確かに人には右脳をよく使う人、左脳を使う人がいることは観察されました。しかし右脳型か左脳型かが性格や思考を決定するものではないのです。

 

日本人の脳―脳の働きと東西の文化

日本人の脳―脳の働きと東西の文化

 

 

例えば、神経系にはよく使う神経回路はその回路は速度も速くなり、電気的なシグナルも強くなることがさまざまな動物実験や人の実験で明らかになっています。

つかうとその回路は「促通化」するのです。

思考は、作法やしつけとおなじようにくり返されることでそこに固定回線のような強固な回路が形成されるということになります。

一方で、そうした脳内の神経回路はけして固定回線ではありません。つねに可塑的にその回路をそのときそのときに最適化させます。

運動器のように小脳の回路と関係の深いプログラムには可塑的な変化を期待するのは非常に難しいのですが、大脳についてはいかようにも改編することが可能なようです。

さらに神経系は脳内で電気的な発火をするときにその周辺の神経系もいっしょに発火させてしまうと言う「不都合?」も引きおこします(エファップス効果)。

本来標的でないところの近接するニューロンが発火する=突拍子もないことを思いつくわけです。エファップス効果のもっともみじめで情けない発現型は「オヤジギャグ」。

音韻性のメタファー、ことばには文意とイントネーションによる含蓄があるのですが、同音異義語の弁別に必要なイントネーションの変化を察知できずに隣り合わせのことばを選んでしまう現象が生じます。

ついでに解説しておきますとそこには2つのあぶない現象がかくれているかもしれません。

音韻性のメタファーは、例えば語尾のイントネーションの高低ですから、高い音へのピッチ変化を感じ取れないのは難聴のはじまりであると解釈できます。しかし音韻性メタファーを感じ取る二次言語皮質は中大脳動脈穿通枝の血行支配の部位であるため、たとえばかくれ脳梗塞(ラクナ梗塞)がその部位に生じているためかもしれません。

オヤジギャグと侮ってはダメなのです。

 

閑話休題

右脳左脳の研究は、さまざまなタスクを行わせたときの行動反応や脳機能画像から説明されてきました。右利き腕の人が右手で思考すれば、左の運動野や体性感覚野は大きく反応します。左右の目と耳で見聞きしていていても脳の反応は「エファップス」によってまるで左脳だけが活動しているように見えてしまうことでしょう。

利き腕によって外部から観察した脳は、利き腕に対応する側の脳が活動して見えるわけです。

表音文字しかないおおくの言語圏人たちには、映画俳優トムクルーズやオペラ歌手パバロッティのような難読症の方がいます。これは表記された文字と音が書記表現では必ずしも一致していないために、そのバリエーションというか非対応性を前に発声が滞ってしまうという現象です。彼らは耳からの音読情報ならそれをすらすら復唱できます。

 

なにやらだんだん何を書きたいのかわからなくなってきましたが(^^;

今回の記事でわたしが思ったのは、日本人が日本人であるためには、縦書きで手書きでひらがなと漢字を使って書きなさい。幼少期からの英語というのは変な日本人を沢山つくるだけにしかならないよという話しとそれみたことか欧米人も知らず知らずにemoji遣いながら日本人化しているよということをなんとかつたえたいなと・・・

 

要は あなたの身体性が脳を決定しているんですよと言いたかったのですが・・

このはなしもう一度頭の中整理してアップしなおしますね。

 

それではもう時間がないので今日はここまで(08:47 外来に行かなきゃダメなんです(^^;(^^;(^^;) 

 

 追記:2015-05-20-12:46

内田さんと平沢さん?の対談で、日本人は学ぶのが好きで独創性がないという話がありましたが、漢字とひらがなをつかって左右の脳をフルに使っていたら、そりゃ独創性なんて沸いてくるわけもないかなとふと思いました。

かくいうわたしも紙に書くとひたすら固くてつまらない。ATOKにまかせて誤字脱字ものともせずにひたすらキーボード打つときはアイディアが出ます。

 

きっと良い小説には、最高の万年筆がひつようだというのにもなにか秘密がありそうです。