サプリメントは効かないというリサーチデータがまたひとつ(^^;
おはようございます。
聴覚評論家の中川雅文です。
さて今朝は、サプリメントのおはなし。
今年の4月からの法改正で、機能性表示食品での効能表記はますますダイレクトな表現ができるようになるようです。
もちろんそれなりのエビデンスがあればということなのですが・・・
わたしはサントリーのセサミンから始まってこの数年はセサミンEPADHAを「食べて」いました。健診などで採血するとたしかに善玉(HDL)コレステロールの値は2割くらい高くなるので、これなら脳心血管疾患のリスクも下がるのではないかとほのかな期待をもちつつ、月6000円程度のお金をつぎ込んできました。
まあ良いこともあれば悪いこともあるよ。
サカナが苦手な人はやっぱりとるしかないんじゃないの。
というくらいのニュアンスかもしれませんが、米国のような肉食主体の文化ではこの10年ほど健康意識の高い方が信仰のようにこれを「食べて」いらっしゃいました。
栃木に住まい魚があまりにまずいのでわたしもそんなアメリカ人に倣っていたわけです。
ところがここに来てまた統計学がイヤなお知らせを配信してきました (-_-;)
要は、EPADHAをサプリで取ってもあんまり意味ないよ という結論めいたモノが出てきたのです。
考えてみれば、新鮮な魚油をビタミンEやビタミンCといっしょにカプセルに入れて酸化防止したところで時間が経てば間違いなくその脂も劣化します。
体によいと言われる亜麻仁油やオリーブオイルとて加熱すればもとのもくあみ。
完全な遮光ができていない今のような提供のやり方では結局時間と供に酸化するからいくら飲んでもそれほどの効果は出ないというのは考えてみれば当たり前のこと。
気になることは目安にしているHDLコレステロールデータのこと。効きめもないサプリメント飲んでもその数値が上がるということは、HDLは真の指標ではないという可能性が大であると言う疑念です。
さんざん健康長寿をあおってきたアンチエイジングですが、いろんなところで馬脚をあらわしはじめています。
それでは今日も一日頑張りましょう!