こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

謹賀新年、今年もよろしく(^○^)

あけましておめでとうございます。
聴覚評論家のなかがわです。
今日は、母校から送られてきた冊子のエッセイを引用しながら夢物語を、、、

「ヒトの骨は、出来ては壊れ、つまり骨形成と骨吸収を繰り返すことで骨密度を維持し、強度を保っています。地上の重力荷重はそうしたバランスをとるための重要な因子で、それゆえに地上では骨は衰えません。しかし無重力状態では、荷重刺激が欠如するために、骨形成は抑制され、骨吸収はしかし促進されで骨量が減っていきます。地上での骨吸収は60歳代で年1から2%ですが、宇宙空間では半年で9%も進んでしまいます。つまり宇宙に滞在することは半年で9年分の骨の老化をもたらすのです。」
「ヒトの筋肉もやせてしまいます。ふくらはぎの腓腹筋やヒラメ筋などの下腿三頭筋は、無重力下では1日に1%も減少します。60歳の人で年2%くらいしか減少しません。寝たきりだと2日で1%萎縮します。宇宙での1日は高齢者の半年分に相当する筋力低下をもたらします。」
(宇宙航空研究機構 大島博博士による)

獨協医大の井原裕教授は、浦島太郎が地上に戻った途端に老け込んだのは、こうした宇宙医学で説明できると ある冊子のエッセイで語っていました。

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水圧から大気圧へと気圧が下がれば、重量なしで緩んでしまった顔面筋は一気に垂れ下がり、足腰も立たなくなるでしょう。
浦島太郎が一気に老け込むのは確かに宇宙科学で説明できそうです。

ずっと昔に、大陸書房の書籍か宇和島清水清一さんから直接聞いたかは覚えていないのですが、
浦島太郎は宇宙船にのせられていたなんて荒唐無稽な話を耳にした記憶があります。
当時、子どもだった僕はまにうけ、大人になってそれは嘘だと思っていたわけですが、
宇宙医学の進歩はそうした浦島太郎の話があながち作り話なだけではないぞと思えてきます。

その昔、能面の顔料は一子相伝の秘伝であったそうです。
いざ、その秘伝を教わるとなんとしたことか、若い時にさんざしてはならないと言われていた作法の組み合わせで行う話ばかり。師匠のそうしたそれまでの所業にあきれつつもそれの生き方を継承した能面作家の話を聞いたことがあります。
後輩が先輩をしのぐタイミングはある時期でなければ、逆に潰されてしまうみたいな話ですが、それは昨今のiPSかSTAPかの話にも似たようなところが見え隠れしています。
あまりにシンプルすぎる核心は、ベールの中にあらねばならない。
浦島太郎の話はかくしてデフォルメされ、真の意味もわからなくなった。
酸性につけるだけの大発見も 論文があまりにシンプルすぎたために、指導者以外には、つまり
当事者さえも追試できなきなったのかな?なんて期待しちゃったりするわけです。


本当に大事な話は、専門家にしかわからないような口伝ではなく、誰にでもわかるような物語として継承される。シュリーマンがトロイを見つけたように日本のものがたりにも何かの壮大なる話が潜んでいるのかもしれませんね。

やっぱりSTAPありました(^○^)なんて初夢見たいなあと、

そんなこんなを想いながら寝床に向かいます。

おやすみなさい。