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こちら難聴・耳鳴り外来です!

きこえ、コミュニケーション、そして認知や学習などについて”聴覚評論家 中川雅文" が持論・自説を思うままにつづっています。ときどき脱線しますがご勘弁を(^^;

補聴器なんて役立たず その3

こんにちは 聴覚評論家の なかがわ です。

 
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台風真っ只中、朝の通勤移動中です。
外は曇りと思いきや突然ストームのような雨が降ったりで、上下雨合羽の完全武装。トホホな週明けでございます!?(・_・;
 
さあキオ取り直して新幹線からブログします。
今朝は、補聴器のカウンセリング について。 
それでは スタート(-_^)  
 
 

補聴器カウンセリング⁇

補聴器フィッティングの要の中のカナメがカウンセリングです。
このカウンセリングには、
  • 装用前カウンセリング
  • 装用訓練カウンセリング
  • フォローアッブカウンセリング
があります。
それぞれ、個別だったり家族と交えてだったりで行います。
 
グループカウンセリングを行うことも大切です。アルコール依存症の患者さんがグループカウンセリングする風景なんかをメディアで見たことがある人もいるでしょう。それがグループカウンセリングです。補聴器や人工内耳の場合は、患者会のような形でグループカウンセリング的なフォローをしたりするのが一般的です。
 

カウンセリングの基本はCBT

医療の現場にありがちなパターナリズム。カウンセリングでもっともNGなのが、指示的あるいは教育的なカウンセリングスタイルです。
トップダウンで指導するなんてスタイルは、カウンセリングをするほうも受ける方も骨ばかり折れて実りなんて期待できないからです。
 
  • サイコ ダイナミック セラピー
アドラー心理学フロイト精神病理学の集大成がPDTです。フロイトの学説は精神医療に大きな足跡を残したのは事実です。
しかし、1980年代後半にこうした考えはCBTの登場によって一掃されました。
これからカウンセリングを学ぶ人は彼らの名前だけ知っていればよいくらいもはや古臭い昔の話です。
CBTというイノベーションによってパラダイムシフトが起こりPDTはオワコンになったのです。
 
  • ダイレクティブ カウンセリング
ダイレクティブカウンセリング(DC )は、本来PDT同様オワコンとなってCBTに置き換わるべきなのですが、なぜかいまだに医療の現場にくすぶっています。
耳鼻科の世界では、TRTという隠れみののもと行われているのでことさら厄介です。なぜならCBTを知らない わかってないヒトからみると、DCとCBTは同じにしか見えないからです。これはPDTでも同じです。
CBTの本質を理解できてないのは50歳以上の医療者です。その理由は、CBTか大学で教えられるようになったのが1995年以降くらいだからです。
 
1980年代後半、ドイツ医学に端を発する精神病理学のアンチテーゼとして認知心理学が生まれました。
認知心理学者は、CBTを引っさげて、サイコダイナミックセラピーに果敢に立ち向かったのです。米国生れのこの学問は、10年たらずでドイツ医学を追い払いました。
CBTの基本は「共感」。そこには叱責も指導もありません。
報償なき対話からは何も生まれないことをかれらは経験で深く学んでいたのです。
CBTがこれほど急速に力をつけた背景に脳科学の進歩があります。脳をブラックボックスのままにカウンセリング(セラピー)理論を展開したPDTは、脳科学の可視化技術を盾に立ち向かってきたCBTにやぶれたのです。
この劇的な戦いは、しかし多くの医師は知りません。なぜなら認知心理学と精神病理学の戦いは、医学とは別な新しい学問の創生の戦いだったからです。
 

医師、聴覚士、そして臨床心理士

ことカウンセリングに関しては医師は無能です。旧態然なPDTしか知らない50歳以上の医師にはCBTは理解できません。徒弟制のギルドである医師の世界ゆえ、若い医師も真のCBTを学ぶ機会はほとんどありません。
15年ほど前に生まれた言語聴覚士やもっともっとわかい歴史の臨床心理士は、新しさゆえに、PDTに染まってません。私は彼らこそが医療におけるカウンセリングの実践主体であるべきだと考えています。
 
 
カウンセリングの各論は追って解説していきます。
 
それでは  ごきげんよう、さようなら(^^)/~~~
 
わたしがこうした見解を持つに至ったのは1995年頃に米国で脳科学を学んだためでしょう。当時の脳科学は、過去の医学的業績を、認知心理学のコンセプトと脳科学を結びつけて破壊していく時代でした。
 
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ブログ綴っているうちに、車窓からさんさんと太陽の光が射してきました。