逆転の発想 ベンチャースピーカ企業から目が離せない^o^
こんにちは 聴覚評論家の なかがわ です。
一般的なスピーカは、コーン状で中心部の一点から放射状に音が広がります。点音源スピーカと呼ばれています。
フラットコーン形状にしてスピーカを筒状に周囲か 覆うことで音の指向性を高めるタイプもあります。ただしその直進性はそれほど強くないのでパーソナルな利用に限られます。A0ポスターサイズの完璧な面音源スピーカもありますがお値段があまりで ても出ません。
さらに最近では逆U字にベントさせた板にスピーカコーンの役割をさせるちょつと変わった面音源スピーカも現れました。
新世代指向性スピーカコミューン
日本ユニバーサルデザイン研究所というとベンチャーが全く新しいコンセプトのスピーカを市場に売って出してきました。
小型で指向性に特化したスピーカがコミューンです。
フォナックのロジャーというダイナミックサウンドフィールドシステムとFMシステムをいいとこ取りして一対一のコミュニケーションで最大のパフォーマンスが発揮できるように作り込んであるようです。
ガンマイクじゃなくてガンスピーカという感じ。
私の使用経験は今のところデモ機だけ。
とある学会の器機展示で、触って聞いて一目惚れしてすぐに発注しました。
現在は納期待ち。
とにかくデザインがよく、難聴のない家族ともその良さをともに確認できるところが素晴らしい。
LDやASDなどのお子さんにも強力な支援ツールになるんじゃないかと。
外来にインストールしたらまた使用経験についてカキコします。
乞うご期待。
さとかずさんの無指向性Lo Fiスピーカ
逆転の発想!
高齢者の難聴を知り尽くしたさとかずさんだから実現できたのがこの面音源スピーカ。
大手IT企業からの脱サラベンチャーであるサウンドファン社はほんとうにオンな会社です。
一般的な面音源スピーカと異なるのは音を出す面部分が凸、コンベックスしている。半円形の壁面から上下180度の角度で音が広がる。点音源のように広がらないので、残響がなく、とても高齢者の耳に優しい。周波数特性も高齢者のとにかく意識しているのでしょう。
高齢難聴者の耳は小さい音は聞こえないのに大きい音はうるさがる。この厄介な課題を絶妙なチューニングで実現している。低域の音作りも素晴らしく耳介軟骨伝導が最大限で確保できる。
とにかくすごいの一言に尽きるのがこのスピーカ。
極めつきのすごさは、その低価格ぶりである。
匠の技 エルシー
現代の名工 石塚翁が作り出すスピーカは驚きの響きです。人が乗りうっつたのではないかと見まがうばかりな自然な音声を響かせるのがこのスピーカ。
オーディオテクニカがスピーカコーンエッヂをダブルプリーツにしなければできなかったあの自然な音質を彼らよりも20年以上前に製品化していること。日本を代表するオーディオメーカではあるのですが、接続端子などが、旧態然で、最新の無線システムを搭載してないことと価格が課題なスピーカです。
まとめ
いづれのスピーカもテレビのサブスピーカとして利用するだけで、若い家族と一緒でも同じ音量で番組を楽しめるようになります。
それでは ごきげんよう、さようなら(^^)/~~~