Congratulations Prof Nakamura and....
ノーベル物理学賞は、ひとりのアメリカ人とふたりの日本人に授与された。
ふたりの日本人の役割は基礎研究において、ひとりのアメリカ人は実用化においてその功績が称えられてのことだ。
ノーベル賞はダイナマイトを発明し兵器メーカーを起業し巨万の富を得たアルフレッド・ノーベルが創設した賞である。基礎研究と実用化、そしてそれが社会に与えるインパクトの3つの条件をもってして決まる。
地道な研究で 薄暗く青く光る窒素ガリウムから青い光をみつけだしたのが赤崎勇教授と天野浩教授。それをきらきら光る実用品にまで高めたのが愛媛県生まれで徳島でその実力を開花させた中村修二CIT教授だ。
どんなにすばらしい基礎研究であってもそれを後続する研究者が実用化にまで昇華させてくれないとノーベル賞には至らない。しかもノーベル賞はその受賞時に生きていなければ授与されない。
意地悪な言い方をすれば、赤崎先生が存命中にこの賞を受賞できたのは、長寿であったことが一番の要因であり、かつ異端とされていた中村教授を米国の研究機関がまっとうに評価したことにあるのだと思う。
今こうして我々がブラウン管でなく液晶モニターでパソコンやスマホを利用できているのはすべてはこの青色発明のおかげにある。
しかし、この偉大な発明によって世界中に睡眠障害とうつ病が蔓延したことも忘れてはならない。ひょっとすると製薬メーカーの利益の方が大きいかも(-_-;)。
徳島生まれで愛媛育ちの自分には中村さんを異質だという人たちの発する意見を全く理解できない。考えるに四国の人間は、龍馬よろしく唯我独尊だ。
ノーベル賞を取った後過去に批判的だったひとたちはどういう評価を改めて行うのかがとてもたのしみだ。
何はともあれ「日本人3名」で物理学賞がとれたのはヨカッタ良かった(*^_^*)