音から耳を守ろう! その1
大きな音を聞くことは頭を強く叩かれることと同じくらい脳に損傷をもたらすことが2015年ごろから言われるようになっています。15歳以下の脳しんとう起こすような頭部打撲は一回であっても脳の発達に障害をもたらすし、1日1時間のイヤホン音楽1年間がそれに匹敵する。大きな音が脳を壊す。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年10月23日
大きな音を聞くと内耳の有毛細胞はそのダメージで休止し、その機能をしばらく止めてしまう。その間、脳にはシグナルが行かなくなる。長時間の音響暴露は長い時間音のシグナルの行かなくなる部位を生み出し、そこに脳のゴミがたまり始めるきっかけが生まれる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年10月23日
有毛細胞は40dB以下は苦手だし、80dB以上は大嫌いだ。ところが脳は音を聞きたいから、疲れた耳を無視して、手に指令を出して音量を上げさせる。補聴器からボリュームがなくなったのはそうした理由からだったけどリモコンが登場してからはその思想は継承されていない。特にGNとか。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年10月23日
人はよく聞こえる音色で声をだすので、子どもは甲高い。荒井さんもやわらかいので甲高い。すっとんきょうに急に甲高く大きな声を出すのは逆に難聴があるから。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年10月23日
その機序はドミノ的。脳はつねにゆらいでいないとダメになる。休みすぎもダメ、騒ぎすぎもダメ。末梢は末梢で受容してもそれをそのまま脳に伝えているわけでもない。耳が弱ればそれを補聴しないと脳は刺激がないし、たくさん聞けば疲労して聴えなくなる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年10月23日
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ノイズキャンセル技術の功罪
総論的にはノイズキャンセルは「○」。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
各論的には「?」。
そのココロは、#ノイズキャンセル技術の功罪
ノイズキャンセル技術とは周囲の音をモニタリングしながらその音の逆位相の音を外耳道内に発生させることで音を打ち消す技術。これにより10〜30デシベルくらいベースラインのノイズを消してくれる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
#ノイズキャンセル技術の功罪
基本は背景ノイズの過渡特性がおだやかに変化し、かつ予測可能な変化でないと打ち消せない。突発的な音の場合、逆位相が間に合わないこともある。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
初期のBOSEノイキャンC15は4khz以上の抑制は強くなかった。
#ノイズキャンセル技術の功罪
C30ヘッドホンからより強いノイズキャンセルとなり、より強い静寂が得られるようになったが、音楽再生なしでノイキャン効かすと不自然すぎる静寂と耳にへんな圧を感じるようになった。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
#ノイズキャンセル技術の功罪
イヤホンタイプでは、ソニー、BOSE、JBLなどがある。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
ここでもboseを例に話ししてみる。ワイヤーありなQC20は、ヘッドホンなC15とにたつけ心地だったが、バッテリーが貧弱であること、飛行機機内の使用にはスペック不足だった。その点wireless なqc30は秀逸。
#ノイズキャンセル技術の功罪
ぼくは今でも旧型のヘッドホンタイプQC15を使っている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
たぶんこわれるまでこれを使うと思う。アナログなノイズキャンセルの方が、今のデジタルなキャンセリングより耳に優しく感じるからだ。
#ノイズキャンセル技術の功罪
聴力検査室の防音性能は40デシベルのダンピングが必要条件となっている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
比較的静かな部屋で暗騒音は40くらい。
検査で調べるとき、その人が地獄耳なら10デシベルでも余裕で聞こえるから、暗騒音レベルは10以下にする必要がある。
#ノイズキャンセル技術の功罪
暗騒音を測りながらオージオグラムすることはほとんどないが、もしリアルタイムにスペアナできればこれ低レベル時でのTENやってることと同じ。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
#ノイズキャンセル技術の功罪
有毛細胞の毛は、海中の海草みたいなもの。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
わかめが海底の棚にきれいに並んでいるあのイメージ。
海水が干上がればダメになる。
海水の電解質バランスが悪くなればダメになる。
海水の流れが強すぎれば抜けてしまう。流れが止まればからまってしまう。
#ノイズキャンセル技術の功罪
無音とはつまり波も流れもない状態。突然、お互いの有毛が絡みあい、その干渉がいらぬノイズ「耳鳴」を生み出してしまう。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
無響室に入ると感じるあれ。
#ノイズキャンセル技術の功罪
ぼくらの耳にはふたつのノイズキャンセラーが備わっている。そしてひとつのノイズフィルタが脳にある。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
#ノイズキャンセル技術の功罪
耳のキャンセルは、あぶみ骨筋と有毛細胞が受け持っている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
うるさい音を打ち消したり、一定のリズムなりアクセントの音だけをピックアップするのがあぶみ骨筋の働き。感性と感情に左右される。
#ノイズキャンセル技術の功罪
有毛細胞のノイズキャンセルはもっと単純だ。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
機械的なレスポンスで、大きな音は増幅し、より小さなのは抑制する。といっても70デシベル以上になるとあぶみ骨筋との協調のなかで増幅しなくなる。
#ノイズキャンセル技術の功罪
有毛細胞は生理的につまり機械的あるいは自動的に容赦なく40デシベル以下は抑制してくる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
40以上70以下を増幅、40以下は抑制という仕掛けは、話声のピックアップという点では合理的にできてる。
#ノイズキャンセル技術の功罪
有毛細胞には感覚毛という毛が細胞ひとつひとつに150から200本くらい生えている。有毛細胞は全部で15000くらいで、2500が内有毛細胞、12000が外有毛細胞。あとは何してるかわかってない。12000で音の生み出すリンパの波をピックアップ、2500で周波数情報を脳に送る。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
#ノイズキャンセル技術の功罪
12000のうちの2500が内有毛細胞のための増幅系としてはたらき、残りは抑制系で働いているというイメージかな。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
#ノイズキャンセル技術の功罪
20から20000hzまでピックアップするのが耳だとよく言われるけど2500の細胞でそれを拾い上げている。そこのところのバランスの悪さはよくわからない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
本当はそんなにこまかく聞いてないのかもしれない。
#ノイズキャンセル技術の功罪
耳にとってもっとも良い環境はすべての周波数が満遍なく閾値レベルで与えられていること。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年9月17日
#ノイズキャンセル技術の功罪
テレビ手元スピーカーの真打ち登場
ボーズから首かけスピーカが出ていることは知っていたが、試聴はしていなかった。
周囲への音のひろがりにたいしてネガティブな印象を持っていたからだ。
ところがどうだ試聴しておどろいた。
音のひろがりは50cmx50cmx50cm内にみごとに制御されている。
コミューンやみらいスピーカが音の直進性や語音の明瞭性に注力しているのたいして、BOSEのこの首かけは、SN比の改善、臨場感の強調というまったくべつの視点から製品開発している。もちろん語音の明瞭性はコミューンやみらいに劣るかも知れないが、
映画や音楽を楽しむならSN比の改善や臨場感の強調に優ものはない。
Bluetooth接続なので自宅テレビで楽しむにはちょっとした工夫(トランスミッターの設置)が必要となるお家の方も少なくないだろうが、テレビ手元スピーカーの真打ち登場と断言できそうな仕上がりにおもわずポッチしてしまった。
Bose SoundWear Companion speaker ウェアラブルネックスピーカー
- 出版社/メーカー: BOSE
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格安の音響療法グッズが登場した(*^_^*)
BOSEがノイズマスキング耳せんを発売した。
基本仕様は
1)耳せん機能による遮音
2)マスカー音を発生できる 10種類 今後増える
3)スマホで操作
4)連続16時間可動
というもの。耳へのフィットは申し分ないし、大きさも充分小さく、ボクの耳なら枕に干渉することもなかった。ショールーム内でいびき音を流しながら、試してみたが、その遮音性能は申し分なかったし、1/fゆらぎなマスカー音によるヒーリング効果は充分すぎるものだった。
10種類の音は、環境音やファンノイズのようなもの、1/fゆらぎ感にあふれ心地よい。
これで税別3万円に驚いた。
ノイズジェネレーターとしてぼくらが患者さんに買ってもらう耳掛け型のサウンドジェネレーターは、一般的なものはホワイトノイズとピンクノイズしか出せない。そうしたシンプルなものでも9万〜17万はする。
WIDEXのZENというフラクタルノイズが出せるタイプは秀逸だが、お値段はべらぼうに高い。
難聴が軽微で補聴器を買わせるには二の足を踏むそんなケースでは、だからノイズジェネレーターはとても敷居が高かった。
それがなんと3万円。
耳鼻科に行く前にまずノイズマスキングスリープバッドで! これからはそんな合い言葉が流行るのかもしれない。
BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS ノイズマスキングイヤープラグ
- 出版社/メーカー: BOSE
- 発売日: 2018/09/06
- メディア: エレクトロニクス
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2007年聾学校を訪問して感じたこと。
コミュニケーション手段は、口話、手話、キュードスピーチ、補聴器、人工内耳などがある。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
健聴者は、音声と唇の動きと視線そして身振り手振りを情報にコミュニケーションしている。
健聴者であってもアイコンタクトやリップリーディングは無意識に使っている。難聴がないとリップリーディングはそれほど重要でないと言うのが日本語の特徴。若者にマスク文化が広まったのはそうした理由がある。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
難聴の程度によって、必要な情報の重みは異なってくる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
軽度な難聴なら不足する音情報を補足するように口の動きを見るようになる。
口の動きで不足する部分は、表情というか目の動きから推測する。右上を見ながら考えているときは情意的な思考というか駆け引き的な思考しており、左上なら論理的に話してくれているとか。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
口型は音素の弁別に使われる。無声子音は、口型を見ないと判断できない。日本語はこれがないからマスクしても会話できる。だけど、難聴や聾のこどもたちはその口型から判断していることを聾教師がわかっていない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
かつての難聴児教育の目標は、聴覚で聞き取れることその能力の獲得にエネルギーが注がれた。これは根本的な誤り。われわれの感覚受容はけして単モダリティではないから。マルチモダルインテグレーションを促さないコミュニケーション教育はあり得ない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
健聴児と聾児を同じ教室にいさせるからインテグレーションだなんて脳天気に喜ぶ前に感覚統合をいかに効果的に発現させるかをもっと考えるべきだった。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
日本手話>>>日本度対応手話>>指文字≧キュードスピーチ。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
言語としての完成度から並べてみるとこうなる。
視線や口型は上記を補足するための必要条件。
ヘットフォンかインサートイヤホンか?
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
聴力検査の場合、どちらを使うかでその遮音が大きく違う。
カナダとかはだからみなインサートイヤホンだけどなぜか日本はヘットフォン。そのため聴力検査室がしっかりと防音室であるかどうかでバイアスが生じやすい。 pic.twitter.com/wUx8XVONR2
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
ただでさえ2500-3500Hzはレシーバの特性から高音圧になりやすいのにわざわざ聴力検査においてその遮音性がフラットでないものをもちいて計測しているからたちが悪い。いずれにしても防音室がきちんとしていればOKなんだけど。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
そうした視点で学校における聴力検査の現場を見るとそこで何をしているのかなとおおいに疑問を持ってしまう。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
聴覚の求心路は、脳幹で体性感覚のそれを経路を伴走する場所がある。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
神経シグナルはより強いシグナルが優先される。
CIのシグナルは、本来の体性感覚シグナルをマスクするリスクがあるが、体性感覚を配慮したCI児のハビリは信州でしか行われていない。
キュードスピーチは、鹿児島弁とか津軽弁みたいなマニアックな言語だけどなぜかそれを重宝する先生は少なくないというかその先生がとってもロコだからそうなっているんだけどそのことに先生は気づいていない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
以上 一連のスレッド終わり。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
追記:
新宿区大久保にある居酒屋ふさお。聾のマスター、聾の店員。日本手話派もいれば日本語対応手話派もいらっしゃる。そして手話でシュワ(泡)したくて遠くからもいろいろいらっしゃる。日本手話はその冗長性から最強かなとボクは感じている。 https://t.co/NAn5FuWYCU
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
宮古島の手話と台湾の手話には共通の部分が多く、宮古の聾者の中には日台の国際結婚カップルが少なくないのにおどろいたのは5年前。言語が「自然生成的」に生まれるのなら手話も同じ、書記言語をベースとした日本語対応手話はその点で手話に必須のある種のプロソディ的なものが決定的に不足している。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月30日
聾教師に圧倒的に不足しているのは、その表情と手ぶり身ぶりと感情の露出ではないかと感じている。
プレクリニカル認知症としての耳鳴と難聴。
アミロイドβとタウ蛋白のたまりが認知症をもたらしますが、おなじく耳鳴ももたらします。そしてその原因が難聴ということについてすこしつぶやきました。
プレクリニカル認知症(耳鳴⇒難聴⇒うつ)
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
→MCI(軽度認知機能障害)
→ホンモノの認知症。
自閉症みたくスペクトラスで捉えるほうがわかりやすいし受け入れやすいかな https://t.co/aIodYxADGC
認知症は、#プレクリニカル認知症(未病)、MCI(認知症予備軍)、そしてほんまもんの認知症の3段階がある。共通していることは、#脳にゴミ が貯まっていること。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
脳内の神経が働くとその代謝物としてゴミが発生する。アミロイドβとタウ蛋白である。かつては、アルミニウムの鍋で料理するとかアルミ箔をつかうことで経口的にアルミが過剰摂取されることが認知症の原因であると考えられていた。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
栄養素としてのアルミは、intakeとoutput。つまり食べてはき出すが基本。ではなぜはき出せなくなるか。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
アルツハイマー博士は脳を調べ認知症の患者の脳にアミロイドβとタウ蛋白が溜まっていることに気がついた。で当初はこれを取り除く薬の研究が行われた。また認知症の神経系はアセチルコリンの不足から活動が悪くなることもわかっていて、それを補充するアリセプトという薬(ドネペジル)も開発された。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
アルツハイマーの特効薬と考えられたアリセプトであったが、効かない症例もあるし、使っていると(認知症の進行とともに)効かなくなる。アリセプトのそうした限界の原因が実は脳のゴミにあることがわかってくる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
脳のゴミが脳内に貯まりすぎると、神経はもはやゴミを出すことをあきらめ神経活動をやめてしまう。脳のゴミと言うよりもニューロンのうんちというほうがただしいかも。うんちまみれになって神経もやる気失うみたいな。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
アミロイドβとタウ蛋白がなぜ溜まるか。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
トイレの配水管のつまりや水洗のための水の不足という例えで捉えるとわかりやすいかも。
ニューロンのうんちは、神経と血管の間の間質という場所に吐き出される。神経と血管の間、間質という空間、例えばアインシュタイン博士の間質はあり得ないくらいに広かったことが知られている。間質がひろいことで吐き出しやすくなっていることはとても大事なのだ。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
間質が広がるためには、神経回路が研ぎ澄まされ効率化して、ワイヤードな神経繊維が少なくなる必要がある。そうした脳を創ることができるのは、26歳くらいまでと言われている。実際、博士号まで学び続けた人は、認知症にはなりにくい。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
認知症にならない秘訣。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
まずは間質を形成する。そのためには、#26歳までガチに勉強する ことが大事。
ニューロンのウンチは、間質に溜まる。狭い通路でもそこから効率よく出せればいいじゃないか。ということでじゃあ間質からどうやってウンチが外に出されているかを考えたい。もちろん一定以上の量が長期間あればそのたまりはもはや不動のものになってしまう。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
おなかの中の腸にたまったウンチは、腸の蠕動がなくなると便秘になる。水分が不足してもかたくなりでなくなるし、悪玉の細菌やウイルスがあってもうまくない。神経ゴミを掃き出すには、血管の脈動、綺麗な脳脊髄液、へんな物質がそこにいないということが大事になる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
ちなみにプリオンというたんぱくが脳にたまるのがヤコブ病(狂牛病)。これは同種蛋白を摂食する(共食い)ことで取り込んでしまう病原性のタンパク質によって生じる脳の病気。あまりに急速に進行するので認知症とは言わないけども脳の障害はほぼほぼ同じでこわい病気。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
間質に溜まったアミロイドβとタウ蛋白を掃き出すためには、脳血流の増加が必要になる。脳内の血流はいわば静かな川のせせらぎのようなもので自立的な脈動は期待できない。脈打つような血流によってアミロイドβとタウ蛋白は外へ外へと運び出される。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
脳の血流は、下腿の等尺運動で生み出される。1日4000回以上の伸縮運動がなされると脳内にゴミは貯まりにくくなる。もちろんそれはまとめ歩きのことではなくて常時あるくことを意味している。例えば30分ごとに200歩という歩数があればアミロイドβとタウ蛋白はたまらない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
この4000歩/日以上という条件は、スタイルがいいとか採血データがきれいとかそんなの関係なく最低限必須の条件となる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
脳の神経系は活動してゴミを出すとその後に栄養が欲しいと脳血流の亢進を促すようにできている。脳活動をして血流が上がれば間質のゴミは運び出されるが、同時にまた新しいウンチが出てくる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
血管の脈動は血管壁のしなやかさに依存している。つまり、動脈硬化があると脈動は期待できない。頭部外傷があっても血管と間質の間に癒着が生じてそこにウンチが溜まりやすくなる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
闘拳認知症なんてことばが昔ありました。いまでは、ボクシング、アメフト、サッカーなどのスポーツでの頭部への打撲が、小さなキズを脳内につくり、間質と血管の間に癒着が生じてそれば原因で認知症になるということが言われるようになっている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
そのため、思春期より前の時期にヘディングすることは禁止している国もある。剣道もそういう意味では面打ちの練習は人で行うのはとても危険と言うことになる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
相撲とかアメフトとかボクシングを若いときからずっとやっている人は、認知症までいかなくても判断や行動におかしなことがあっても不思議じゃない。剣道の面打ちを稽古でさせているとそれが原因で問題が起こることもあるだろう。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
動脈硬化を予防するために必要な歩数は8000歩以上と言われている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
血管を流れる血液がサラサラとダイナミックに流れるためには、血糖や活性酸素やコレステロールが適度に処理されている必要がある。過剰だと血管壁がキズつつくしながれはサラサラにならない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
タバコを吸うと活性酸素が増えてしまう。タバコは酸化ストレスを高める毒なので認知症がこわかったら即日でやめるべきだし、周囲は2次喫煙でそんなこと被りたくもない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
過剰な糖とコレステロールを生み出さないためには、カロリー制限とか糖質コントロールが必要となる。健康な成人の必要カロリーは体の大きさや活動量にもよるけども1日1800〜2500kcalくらい。 腹八分を意識して間食ゼロにできればおよそ達成できる。食べたら汗かくスポーツする。これができればOK。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
自由に食事を楽しみ血液サラサラを維持したいなら、週3〜4回のエクササイズも必要になる。エクササイスしたときは8000歩とは別に4000〜8000歩運動できればまず余分は消耗されてくれる。毎日8000歩ベースに週3回は16000歩以上という数字はこうした理由で言われている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
時間がないとお嘆きの方は、ストックもってのウオーキング ノルディックウォーキングにすればいい。これなら、時短が可能。ウォーキング60分は、ノルディックウォーキングなら20〜30分で同じ効果。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
脳にゴミが貯まるのは、脳血管の脈動がなくなるから。そこで難聴が問題になってくる。難聴はプレクリニカル認知症のひとつ。難聴への対処の有無がその後に認知症となるか否かを決めてくる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
難聴とは有毛細胞の傷害。大きな音を聞かされてその衝撃で有毛細胞が壊れる。するとその壊れた有毛細胞が担当していた周波数の音は一次聴覚野に到達しなくなる。つまりその周波数の音色に対する脳の活動がとまる。でもってそこにはもう血流の変化も生じなくなる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
間質の間をうんせ、うんせと運ばれたアミロイドβとタウ蛋白というゴミは、難聴周波数に一致したその場所で血流がないためにそこにとどまることになる。このアミロイドβとタウ蛋白の1次皮質へのたまりこそがプレクリニカル認知症なのである。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年8月23日
ということなのです。