耳の日に絡んでオンエアで耳のこと・・・
遅ればせながらの報告です。
2月26日月曜日NHK「あさいち」にコメンテイターとして出演してきました。
テーマは「もしかして老け耳かも」。
写真は、知り合いの先生がテレビ画面を撮影したもの。
流ちょうに話しているように見えますが、実は、しっかり23日の金曜日にリハーサルしてました。
同じセットでおなじお話しをしたうえでの登壇なので落ち着いて参戦することができました。
ただしリハーサルの時は、ほんものの有働さんもホンモノのイノッチもいません。スタッフさんが有働さんという名札を首から提げて、「私を有働さんと思って話しかけてください」とか、「ボクがなんちゃっていのっちです」というメンバー構成でのリハでした。
当日朝は首都高速での交通事故渋滞で、スタジオ入りが45分遅れという一騒動がありましたがスタッフさんのみごとな対応でメイクもそつなく、スタジオ入りもスムースにおえることができました。
PS さて収録も終わり、放送センターから渋谷駅に向かう道中。一瞬、あたりがものものしい雰囲気になりました。遠くから線香の香り。なにかと向かってみると2.26事件の記念碑がそこにはあります。そしてその周囲におびただしい数のこわもてのおじさんが起立して、静かに黙祷してたのです。さすがのぼくもその場の空気の重さに立ち止まることもできず、こころで黙祷しながらそそくさとそこをたちさってしまいました。
WHO勧告 2017年5月31日文書の日本語訳から抜粋
WHOが昨年5月31日にアナウンスした勧告文の日本語版を見つけたのでその抜粋を少しばかり。
「聴覚障害に対処しないと認知力の低下につながり、特に高齢者ではうつ料や認知症の負担の原因となる。」というふうにWHOはしっかりアナウンスしているけどなぜかみなそろって「補聴器で認知症を治そう!」という勘違いモードに入っているのが現在の状況。 pic.twitter.com/eSLfugoLZA
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月22日
こんな感じのミスリードがいたるところにあります。
その大きな勘違いを生み出したのは、
おそらく
このイベントではなかったかと。
800名近い聴衆のあつまる非常に有意義な会議でしたが、英語のスピーカーのお話がどうもただしく理解されなかった気配にあふれています。
https://www.signia.jp/2017/04/04/nantyobyouki/
外資系の補聴器企業ですらこのようなスタイルの宣伝ですからどうにもなりません。
ワクチンの接種がうまく機能していない先進国が日本。島国と言うこともあって危機感が乏しいけど、移入者がこれから増えるから、リスクは高くなるばかり。でもってこうしたワクチンで対処できる感染症の多くに合併症としての「難聴」がある。 pic.twitter.com/DO1EnNlg4L
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月22日
「この2年でムンプス難聴336人、先進国でもっとも悪いデータ」と日耳鼻も真っ青なくらいに国民の意識は低い。
対処法についてWHOは、補聴器とは一言も言ってない。安価で費用対効果の高いデバイスが必要とだけいっている。補聴器は高価で費用対効果はうすい。#USD の #コミューン とかが爆発的に売れて、コミューン廉価版になることのほうをWHOはのぞんでいるというか考えていると思う。 pic.twitter.com/LGeGkFNh0c
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月22日
TSC musicのサウンドコンディショニングAppは秀逸。 pic.twitter.com/B2rUgxEmqG
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月22日
ぼくは2011年からこの企業に目をつけています。
最近の書棚。
NALかDSLかそれが問題だ。
#NAL2 と#DSL5 とメーカ推奨値の関係性についてわかっていない技能者が多いことはかなり残念。聞いてみると言葉は知っていてもそれぞれの意味がわかっていない。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月11日
#NAL2 はオージオグラムデータが信頼に足る時だけ適応できる。信頼できない時は #DSL5 となるというのが処方式の基本。信頼できないのは、小児、後期高齢者、70dB以上となる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月11日
#NAL2 はハーフゲイン法の発展したものだけどもうその中身はハーフゲイン法で得られる値とはほとんど違う。#DSL5 はラウドネススケールでゲインを決める。誤差が大きいので利得の大きい時は装用実耳レスポンスでの補正が必須となる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月11日
メーカー推奨のフィッティング処方式は、#NAL2 と #DSL5 の中間値となっていることが多い。オージオグラムと年齢から統計的に算出される不快レベル予想値で #DSL5 的な値を得ている。だけどこれほんとうは60dB未満でないと適応しがたい。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月11日
外耳道共鳴は2000-3500Hzの音量を高めてくれる。最大で20デシベル近くも。音は大きくなるけど、そこは聞きたい音の帯域じゃないということが日本語の大きな課題。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月12日
みらいスピーカーとかコミューンとかは、ローパススピーカーととても似た特性を持っている。
3月11日ふむふむ記念講演のお知らせ
新潟での講演を控えて、なぜこんなにも勉強しなければならない時代になったか、リベラルアーツを低く見る風潮があったのかについて整理している。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
2914年にオックスフォード大が出した、10年後になくなる仕事。21年に米国労働局からでた有望な21の仕事。ここから未来の市場が見えてくる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
子どもたちの競争相手は、お互いではなく、ITとかAIでひとが競い合う時代から共生の時代へとシフトしている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
コールセンター業務や自動車の運転業務のような仕事は、そのほとんどがAIに取って代わる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
実際はこの10年は機械学習に取って代わるだけ。AIの時代が来るのはそのあと。
おそらくはベーシックインカムな時代がその時にはできていて、0.003%の人が富を独占し、あとは.......
学習には、動物レベル、生活レベル、家庭レベル、学校レベル、高等教育レベル、研究者レベルがあって、大学まで進むと、そこそこの未来が約束されたのがこれまでのモデル。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
有望な21の仕事のトップは、看護師。その1/3が、専門看護師、専門医、外科医、理学療法士、医療マネージャーなどの医療職だ。ひとを扱う仕事はまだまだ人工知能は追いつけないというか、人と人のコミュニケーションまでもを手放す人はまだまどいないということ。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
なくなる仕事は、バスとかタクシーとか運転手さん。コミュニケーションが必須でない仕事は自動化されやすい。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
かつての博覧強記は天才くん秀才くんの称号だった。京大医学部脳versus東大医学部脳の対決なんてテレビ番組があったけど、なぜこそにGoogle Homeとかあててこなかったんだろう。知ってるよというのはもう価値がない時代なのに。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
脳のレベルとマズローの段階を対比すると、 pic.twitter.com/ysCy2egO6N
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
学んだだけではダメで、問題提起する力が必要になっているし(修士)、その問題を自分で解決する力(博士)も求められている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
現場で学べばというひともいるけど、倫理や利益相反の問われる時代だから自学自習でそこまでルールを把握できるかというとちょっと微妙。
大学進学までの知識は、ぜんぶGoogleかWikiで手に入る。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
大脳にある新皮質の外にクラウド皮質を手に入れた、電脳皮質を持つのがdigital nativeな子どもたち。
デジタルネイティブな子どもたち世代の知能は、親の所得格差を受けやすい。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
持つものと持たざるのもの格差だし、UI は本来良いものだから、学校で触ることができればそれで事足りる。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
高学歴化する社会は、高齢化する社会と、就職するという点で利害が一致しているのがいまの時代。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
で新潟では、どの子も賢くするためにはどうすれば良いかと、問題提起してみようと考えている。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
3月3日は、耳の日。日本は、3をミとも読めることから耳の日と呼ぶけど、世界は耳の形に見えるから同じ日が耳の日。
— 聴覚評論家 中川雅文 (@masafummi) 2018年2月8日
WHOでもキャンペーンしてる。
PHP出版からの本も好評です(^-^)
聴かせるだけで子どもの「集中力」と「考える力」が同時に伸びるCDブック
- 作者: 植地雅哉,中川雅文
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2017/11/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る